こんにちは！
たまご研究家の平井です。
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ただいまインフルエンザ大流行です！
寒くて乾燥しているこの時期。。。
本当に嫌な季節です。
養鶏業界においても嫌な季節なのです。
この時期もっとも警戒するべき病気の一つが
「鳥インフルエンザ」
■ 鳥インフルエンザについて
平成28年の11月末に青森県、
新潟県で「高病原性鳥インフルエンザ」が発生し、
現時点で鳥インフルエンザの発生が
全国で８件確認されています。
鳥インフルエンザとは、
その名の通り、
鳥類に対して感染性を示す
「A型インフルエンザウイルス」は、
主に渡り鳥による感染症のことです。
鳥インフルエンザの原因となる
「A型インフルエンザウイルス」は、
野生の鳥、特に水辺で生活する
鳥の水きん（カモ）類にあると言われています。
感染経路として考えられる理由は、
鳥インフルエンザに感染した
野生の鳥の排泄物（フンなど）が原因です。
ウイルスを保有した排泄物が飛沫したり、
土壌や水に混入し、
家きんへ感染すると言われています。
⬆️これが鳥インフルエンザの一番有力な原因です。
■ 鳥インフルエンザに有効なワクチンはないのか
人はインフルエンザの季節になる前に、
多くの人がその対策として
「予防接種」を行いますが、
鳥インフルエンザにも同じように
予防に有効なワクチンを摂取できるのか...
いまのところできません。
しかし、昨今
WHO（世界保健機関）や
国立感染症研究所などでは、
ワクチン製造に最適なウイルス株の選定を行い、
必要な場合にワクチンが製造できるような
準備が進められています。
■鳥インフルエンザは人にも感染する？
たまごや鶏肉の安全性は大丈夫？
よく
「鳥インフルエンザは人にもうつるん？」
って尋ねられますが
基本的に人に感染することはありません。
しかし極めて稀ですが、
人が鳥インフルエンザに感染した事例が
国外で報告されており、
鳥に触れるなど濃厚な接触をしたなどの理由で
鳥インフルエンザに感染した事例はあるみたいです。
⬆︎濃厚な接触？
日本では、
鳥インフルエンザウイルスに感染した
鶏肉や卵が流通することはありません。
また鳥インフルエンザに感染した
鶏卵や鶏肉は大丈夫なのかと思われる方も
いると思いますが、
日本では
現在鳥インフルエンザの発生が
検査等で立証された段階で、
直ちにその農場の製品の流通をストップする
体制が取られていますので、
市場に
鳥インフルエンザに感染した
鶏卵や鶏肉が出回るという心配はありません。
また鳥インフルエンザに感染した
鶏卵や鶏肉を食べることによって
感染したという事例は
世界的にも報告されていません。
ちなみに
万が一鳥インフルエンザに感染した鶏卵や
鶏肉でも
70度以上で充分に加熱することで
感染性がなくなると言われています。
さてさて、
鳥インフルエンザに対する
防疫対策なのですが、
鳥インフルエンザに限らず、
常日頃から大切な鶏たちを
ウイルスや病気から守るために
徹底した衛生管理を行なっております。
冬場の乾燥してインフルエンザが流行る時期には
より一層厳重に防疫対策を行なっております。
関係者以外の車両乗り入れ禁止
ウイルスを運んでしまう原因の一つとして
車両のタイヤがあります。
当社契約農場への立ち入りの車両は、
必ずこのゲートをくぐらなければなりません。
このゲートは、車両が通ると
消毒液が噴射されるようになっており、
車両に付着した菌、タイヤに付着した菌を殺菌します。
また、
運転手さんも一度車から降り、
専用の消毒液をふり、
また靴も消毒しないと
ゲートのバーが上がらない仕組みになっており、
必ず車と人が消毒されてから
入場できるようになっております。
そして
養鶏場内やGP施設への入場も
必ず手洗いをし、
専用の衣服や帽子を着用しています。
また入場する際には
入口が二重になっており、
このエアーシャワー室を通ってから出ないと
入場できなくなっております。
ウイルスの侵入予防に
常日頃から徹底しております。
このように
食卓に並ぶ卵を安全に美味しく
食べていただけるように
日々防疫対策を徹底しています。
新鮮で美味しいのは当たり前。
大前提にあるのは
安心な卵
を多くのお客様にお届けできるように
より良いたまごづくりに尽力していきます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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