夏場のカジュアルシャツの中でまさに横綱といっても良いのがフィナモレのシャツです。
中でもリネン素材は、どんなオーダーでも再現しないこなれ感やリラックス感を演出します。
私の中では、どんな高額な生地やブランドでも代替がないと思っている頬にお気に入りです。
フィナモレは細かなディテールを語るのではなく着た時に如何に美しき見えるかに重きを置いていると考えています。
靴でいえばJMウェストンのローファーの様です。
既製品の存在価値を知らしめてくれます。
マシンとハンドの使い分けを徹底し、効率的に仕上げながらも、どこかにイタリアモノの良さを行き過ぎない程度に入れているのです。
フィナモレは襟型のバリエーションが豊富なことでも知られ、数ある中でも私はセルジオとシモーネがお気に入りです。
生地に関しては夏場のリネン、とりわけネイビーの色出しの仕方は絶妙です。
手入れさえ適切にすれば10年は余裕で持つ耐久性も魅力です。
フィナモレも価格の高騰をしており、展開も絞っていることから、以前よりも入手が難しくなりましたね・・・。