鞄も究極は、シンプルな巾着に行き着くのでしょうか？
しかし時にはトートバッグも必要ですね。
いずれにしても、気楽に考えるようになると無骨なバッグはかえって邪魔になるというのは確かなようです。
靴や服と同じで、職人技を前面に出し過ぎると野暮の極みになってしまいます。
それを抑えるバランス感覚が必要なんですよね。
私自身鞄に関しては今までエルメスからそうでないものまで１５０個以上購入して経験しました。
真っ先に使わなくなったのは・・・。
①堅すぎるデザイン
②主張しすぎるデザイン
③使いにくい色味
↑これらのバッグでした。
そしてそんなバッグはほぼインポートモノ以外の製品でした。ブランド名は出せませんがｗ。
靴でいえば昔のクラシコイタリアが流行ったころのイタリアのノルベジェーゼ靴のようなイメージですね。
モノとして見た時と実際に使うときの印象が大きく変わるのです。
そんな経験もあってか、バランス感覚をより意識するようになって今に至ります。
今や海外の個人で活動する方が一昔前の日本の良いとされていた革製品のレベルをはるかに超える製品を生み出しています。
見ているとネームバリューこそないもののエルメスをはじめとするラグジュアリーブランドと肩を並べ、いや超えている製品も多々あります。
彼らに共通しているのは・・・。
①良い素材、良い縫製は当たり前
②ラグジュアリーにふさわしいシンプルで洗練されているデザインに力を入れている
↑冷静に見てもすごいのです。
現時点で、良いなと思う作家さんはいくつかいらっしゃり、近いうちに注文してみようかと思っています。
もはや良いモノに国なんて関係ないのです。
そのモノが良いかどうかの評価軸を持つことですね。