革製品の手入れもバランスです。
せっかくの極上素材までも不自然なまでのつやつやにすると全くの別物になってしまいます。
靴に嵌まると靴磨きに没頭していくのは自然なことですが、限度があります。
特にジョンロブやJMウェストンの革をテカテカにしてしまうとせっかくの革の良さがなくなってしまいます。
私はサフィールノワールのスペシャルナッパデリケートクリームを使用しています。
特にジョンロブとJMウェストンにはこれが一番という結論です。
油分は最小限に、水分を主体にしていて、さらっとしています。ですので拭き取りがしやすく、革を傷めません。
もちろん油分が少ないので、お手入れの頻度を上げてやる必要が出てきますが、何よりも革の良さを引き出してくれます。
個人的に思うのは、鏡面磨きの類は質の良くない革にこそ最適であるということです。
良い革は下手なことをせずになるべく丁寧に扱うことで自然の状態をキープした方が魅力的です。
エルメスの革小物にもピッタリです。