絶賛 | 僕のこだわりブログ

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ベルトーニのバッグがはるばる海外から到着しました。

結論から言いますと大絶賛しており、もっと早く手に入れていればと思っているのです。それくらいの満足度です。

いわゆるクラシカルなボストンバッグではありますが、随所に光る同社の意匠がさりげなくあり、ヨーロッパ皮革製品の中でも絶賛され、各ハイブランドのOEMを担当しているブランドであることが良く分かります。

使われている素材は繊維の詰まったフレンチカーフです。しかもしなやかで触り心地がカシミヤシルクのニットのようです。

この素材だけでも素晴らしいのに、縫製までかなり凝っています。

特のこのシリーズの意匠であるおにぎり型断面は縫製の良さが分かる難しい仕上げです。このファスナー部の耳があることでデザインのアクセントだけではなく、中身の出し入れしやすさに大きく貢献しています。

一枚の革を裁断し、このような立体的な形を表現しているのはあまり見ないですね。

細かな部分まで妥協なき仕上げです。

内部はネイビーカラーのコットン生地ですが、これはイタリアの超高級生地屋さんの高級家具に使われる生地ですね。おそらくパラ社あたりだと思います。

気になる重量ですが、革製のボストンバッグにしてはかなり軽量です。

これでしたら車での移動ではなくても対応できると思います。

付属品に至るまでまさに工芸品です。

素材使いから仕上げまでまさに最高峰のレベルと言えます。

ショルダーベルトはあえて使いやすさを考えコットン製です。しかし素材は別格ですね。エルメスあたりと同等レベルのコットン繊維のショルダーベルトです。

金具も含めて、とにかくすべてが精密に作られています。

分厚い曲線の断面をきっちりした菱縫いで仕上げているのは圧巻です。

コバ仕上げも文句なしです。むしろ昨今のハイブランドの製品よりも数段上のレベルにあると思います。

底面も贅沢な革の使い方をしています。

デザインアクセントと使い勝手を加味したサイドの耳形状がモノを入れたときのデザインを引き立てています。

 

肝心な使い心地ですが、持った時の重心の位置がちょうどよい位置にきます。中身が少なくても多くても使いやすそうです。持ち手のしなりがちょうどよいので手にやさしいと感じました。

 

今回の入手にあたっては結構な手間でしたがw、この製品を見れば納得しています。工芸品とファッション性を高次元で融合させているバッグであると思います。

 

数年前まで日本でも手に入ったそうですが、今は手にはいらずというのがもったいないですね・・・。大人の旅行に最適ですから。

 

ヨーロッパ屈指の高級旅行トランクブランドであるのも納得です。