3年ほど前にデッドストック(30年前製)を入手してから夏になると履きたくなるJMウェストンのヨットシューズです。
アウトソールは接着なのでそれが剥がれかけていて購入直後にオールソールして以来、結構な頻度で履いています。
革質が別格なのです。今展開されていないセミオイルドレザーですが、しなやかなので皺の入り方もきれいなのです。
それ以前に購入したいわゆる現行ヨットシューズも所有していますが、ノルウィージャン製法でないこともあり、別物です。
この靴の魅力はぱっと見の映えるデザインではないところにあります。
言い方を変えると新品時の魅力があまり感じられなくて、履くことで魅力が指数関数的に増加する点です。
この靴を購入した時にはJMウェストンの人気モデルといえば180ローファーをはじめ、670ハントダービーに代表される手製靴でした。そのような事情もあり、知る人ぞ知るモデルだったのです。
一時期展示しているお店も少なくなったのですがここ3年ほど徐々に増えてきていますね。
きっかけとして考えているのはトゥモローランドが別注カラーを展開してからですかね。本当にここはセンスがいいと思います。
いわゆるデッキシューズは過去にヤンコに始まり、今でも所有しているジョンロブがあります。
これはこれで正統派の軽い履き心地のデッキシューズです。
しかし、剛性感の塊であるJMウェストンのそれは足を入れると満足感の塊なのです。