実はベルトのバックルは過酷な条件下にあるのです。
腰の位置であるために高温多湿にさらされているのにあまりクローズアップされないのです。
実際このバックルを着用後の乾拭きをするだけで数年後の状態が全く変わりますよ。
ベルトのバックルは多くの場合メッキ処理されているので汗を放置しておくとメッキ部分の化学変化に伴う変色や剥がれを助長します。これは価格に関係なく発生します。
私の場合、バックルについては着用後に東レのトレシーでさっと磨いています。そして革部分は連日着用を避けて乾燥を心がけることも徹底しているので劣化は極めて少ないです。
このトレシーは金無垢の時計にも非常に有効で繰り返し洗って使える優れものなのです。対象物を傷つけずに汚れを洗剤なしで拭きとれるというのは、実際に使ってみると良く分かります。もちろん明らかな汚れは吹き飛ばしてから使う必要はありますよｗ。
夏場に使うモノは紫外線と汗の対策が主軸となります。
一見すると面倒にも思えますが、自分が選んで手元にやってきたモノの寿命をまっとうさせることも持ち主の役割であると思います。
そしてこういったことに注意していくと初めてのモノの扱い方では絶対に大外しした扱い方はしなくなるのです。