私の中でなくてはならない靴の素材はスエードです。
今ではJM WESTONのアリゲーターなどの希少素材の靴も所有していますが、それが生きてくるのはあくまでもスエード靴があってこそなのです。
本格的な製法であるグッドイヤーウェルテッド製法の靴に嵌った時に見た当時の雑誌の広告にウォークオーバー社のスエードバックスやチャッカーブーツを見て衝撃を受けました。
スエード素材は秋冬だけではなく、春夏も靴のデザインや色次第でものすごく使えるということです。
当時オールデンのコードバンローファー986を購入しましたが、すぐにウォークオーバーのスエードバックスとチャッカーとアルマーニ社が同社に別注したコマンドソールのスエードチャッカーを手に入れた記憶があります。
その頃というのはセレクトショップでもこのような靴が手に入れられる時代でした。価格は前者が2万円ちょいで、後者は3万円台でした。
コードバン素材とは違い有機的な感じの見た目と服との相性が抜群な素材に嵌り、今までスエード靴を欠かしたことはありません。
そんなウォークオーバー社も数年後に手に入りにくくなったのです・・・。そのお話は別の機会に。