JMウェストンをはじめとするいわゆる老舗高級ブランドにはそのブランドを代表するアイコン的な製品があります。
これらはブランドそれぞれの独自の製品であり、長年の努力の賜物でもあり、定番であり続けています。
しかしそれらを真似ている靴が市場にはいくつかあります。
あれらは本当に絶句してしまいます。
仮に本物を超えているような出来のモノでしたらまだしもw、素材も作りも微妙な出来なのでいくら価格が本家より大幅に安価でも触手は動きません。
エルメスのバーキンのようにデザイン意匠を登録している製品ではない場合には決して問題があるわけではないのですが、一種の礼儀だと思っています。
ぱっと見で判断して買ってしまう側にも問題はあると思っているのですが、“本物”というのは見えないところでも“本物”であるのだと思っています。
細かな積み重ねが独特の雰囲気を形作っているとも言えます。
私はどうしてもパット見で細かな違いが瞬時に分かってしまうので、モノにこだわりがない人からすればどうでもいいことも自然と頭の中に蓄積されていきます。
でもそのことが今のモノ選びの基準の基礎となっています。
靴でも服でも時計でも車でも、さらには食でも同じことだと思っています。