一時期どこのブランドからもパティーヌに代表されるアンティーク仕上の靴が人気でしたが、現在はあまり見かけなくなりました。あったとしても控えめな加工ですね。
私はベルルッティからパティーヌというモノを知った時から、20年ほど前に流行したステファノブランキーニのノルベジェーゼ製法の存在感のある靴と同じく一時の流行に過ぎないと思っていましたが、やはりそのようになりましたね。
個人的にはジョンロブのミュージアムカーフが限度でしょうね。さすがジョンロブらしいやり過ぎない選択です。
そもそもこれらの行き過ぎたデザインの靴は服に違和感なく合わせるのであればなおさら色の濃淡の差を少なくすべきなんです。稀にきれいに合わせている方を見かけはしますが、そのような人は全身のトータルバランスが完璧なんです。恐らく全体の1割もいないと思います。
日本人に多い一点豪華主義が悪いとは言いませんが、その一点が目立ちすぎると下品に見えるだけです。