こんにちは。
こだま堂の長峯です。
HPの記事ばっかり書いていたので、こちらは全然更新できていませんでした
もしもし新聞の記事と、こだま通信の記事とHPの記事とブログの更新と・・・・といろいろやろうとすると、結局どれかがおざなりになってしまいますね
さて、最近目にした興味深い記事
「オランウータンが薬草で傷を治療」(ナショナルジオグラフィック)
(ナショジオの記事に飛びます)
オランウータンが自分で薬草を探して、口内でかみつぶしたものを怪我に貼るという行動が目撃されたそうですよ
すごくないですか
怪我をしたら、この薬草を塗ると良いって、一体誰におしえてもらったんでしょうね
この記事を読んだときに、漢方の始まりを見た気がしましたよ
人間がまだ猿だった頃から、薬草の効能が口伝されてきたのでしょうね。
子どもの頃、シートン動物記が好きでよく読んでいました。
その中に、鳥の親子がダニだらけになってしまい、そのダニを殺すために普段は食べない毒の実を食べるという話があります。
シートン動物記は、シートン自身の体験や見聞を基に作られた小説ですので、きっとそういう鳥の行動を見聞きしたことがあったのかもしれません。
鳥の親子は、親鳥と強い雛だけは生き残り、毒に耐えられなかった雛は死んでしまうのですが、ダニをやっつけることができたのでした。
自分の経験では、子どもの頃にウサギを飼っていて、そのウサギは毒草とそうでないものを間違いなく見分けることが出来ましたし、時々食欲がなくなってしまうことがあったのですが、そんなときは紫蘇の葉とパセリだけは食べるんですよね。
そうすると、食欲が回復してまた元気になる・・・ということが何度もありました。
紫蘇は漢方では胃薬にもなりますから、ウサギが自分で治療したのかもしれません。
動物もいろいろ考えていて、人間が思っているよりもずっと賢いのです。
今でも使われている漢方薬の葛根湯、少なくとも2000年前には完成している方剤です。一つ一つの薬草の効能を理解して、各分量を決めるまで相当な知識が必要なはずです。
きっと人間の祖先も、オランウータンと同じように、自然の中で薬草を使ってきたんだと思うと、感慨深いものがありますね