健康食品の成分が医薬品へ | こだま堂漢方薬局のブログ

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こんにちは。

こだま堂の長峯です。

 

大麻由来成分CBD・・・カンナビジオールを含む海外の医薬品「エピディオレックス」が日本でも治験が始まるそうです。

 

難治性のてんかんに使われる・・・とのことで、やっぱりてんかんにはよく効くんでしょうねひらめき電球

 

うちの犬、ハナちゃんもCBDオイルをあげてから、ほとんどてんかんを起こさなくなったので、医薬品ならもっと効くんじゃないかと思います。

 

現在はいろいろなメーカーがCBD製品をサプリメントとして販売していて、それは法律に引っかかる大麻葉じゃなくて、食品でもある麻の実油が原料ですが、正直CBDは大麻葉にも含まれる成分だし、信頼の置けるメーカーから購入しないとコワイなぁ・・・という気がしちゃうんですよね。

 

日本では大麻葉の成分THC(テトラヒドロカンナビノール)は、麻薬成分になるので、絶対にビックリマーク混入してはいけないんですが、海外では●%までOKとか、法律が異なるので、もちろん個人輸入で購入・・・とかコワイですから、やめましょうね汗

 

品質が保証された医薬品になれば、病気の患者さんも安心して使えるし、保険も利くし助かりますよねキラキラ

 

でも、ちょっと思った。

 

エピデオレックスが承認されたら、もしやCBDオイル、買えなくなるんじゃないか・・・はてなマークということポーン

 

医薬品に認可された後、健康食品としては販売できなくなる・・・というのは今までもあったんです。

 

何の薬草だったか忘れたけど、何年か前にアーユルヴェーダで使っていた薬草が医薬品になってしまい買えなくなった・・・という方がいらっしゃったんですよね。

 

食品と医薬品、両方で使われてる薬草なんてたくさんあるのに、おかしな話です。

 

健康食品のCBDは、お料理で使う麻の実や麻の実油とは形状が違うし、CBD成分もそれよりは濃縮してあって、エピディオレックスと同じ成分を含むとすれば、余計に法律が厳しくならないかと思うんです・・・ゲッソリ

 

動物病院でエピディオレックスを扱ってくれれば一番いいんだけど、今回でまだ人間用の治験だから、動物に使えるのはまだ先でしょう。

 

もしCBDオイルが入手出来なくなったら、無くなった時点でハナちゃんはてんかんを起こしまくって死んじゃうかもしれません・・・えーん

 

賞味期限も短いから、寿命分確保できないし・・・。

 

困ってる人に使える薬が増えることは喜ばしいことなんだけど、健康食品のCBD製品が無くなるならすごく心配です。

 

医薬品になると治療対象の人しか使えなくなるので、現在健康食品のCBDを使っていて調子が良い人にとっても困るんじゃないかな・・・。

 

難しいですね・・・チーン