こんにちは。
こだま堂の長峯です。
昨日はイスクラ漢方の勉強会で、子宮内膜症・腺筋症についてのZOOMセミナーでした。
ZOOMセミナー、わざわざ会場まで出かける必要が無いので、本当に便利ただ、移動しなくていいせいか、参加申し込みをしておいてそのまま忘れちゃうことがたびたびあって、有料のセミナーなのに見損なって損した
・・・ことが何回かありました
あちこちでセミナー開催しまくるし、便利すぎるのもちょっと考えものですね・・・
さて、今回の勉強会で知った新しいこと
子宮内膜症は、子宮だけの病気ではなくて、あちこちに転移することがあって、よく聞くのは肺と鼻なのですが、もう一カ所・・・「皮膚子宮内膜症」というのがあるんですって
コーヒー色のような赤黒い湿疹のようなニキビのような感じで、内膜症だから生理毎に悪化するんです。
肺にあると、生理のたびに出血して気胸を起こしたり、血痰が出たり、鼻にあれば鼻血がでるし、大腸なら血便がでるし、生理のたびに出血する・・・というのは要注意です。
また、肺の内膜症はほとんどが右側の肺なんだって・・・
なんででしょうね
漢方的に言えば・・・血は陰に属するから、同じく陰に属する右側に転移しやすいのかな・・・とかこじつけてみたり・・・。
あと、転移しやすいのが、肺・鼻・大腸・皮膚・・・全部肺の臓腑の仲間・・・っていうのもちょっと不思議ですね。
いろいろ素晴らしい症例の紹介もあったんだけど、薬機法の関係で、具体的にどのような漢方薬を使ったか・・・などはご紹介できません。
ただ、残念ながら、漢方で症状が改善したとしても、生理がある限り完治することはないので、閉経するまで飲み続けなければなりません。
ピルでも抑えられますが、妊娠を希望している間は飲むことはできません。究極の根治は、手術で卵巣を切除することなんですね・・・
結局、漢方で症状が良くなっても金銭的に続けられなかったり、また、ご家族から怒られたり・・・ということもあったそうです・・・。
閉経まで飲むってなったら、10~20年飲むことになるかもしれません。でも、妊娠・出産までと考えれば、数年で済むかもしれません。赤ちゃんを希望しない年齢になったら、潔く手術で卵巣を取る、という選択肢もあります。
子宮内膜症や腺筋症は、ほとんどが年齢と共に悪化し、出血や炎症を繰り返した組織は繊維化していくので、妊孕性が低下していく一方です。
若いうちだけでも、漢方を飲んでいただけたらな・・・と思いました