こんにちは。
こだま堂の長峯です。
代替療法・・・と言うと、良いイメージと悪いイメージがありますよね。
良いイメージは、自分の治癒力で改善して良くなる
悪いイメージは、効くんだか効かないんだかエビデンスないじゃんしかも高くね
・・・
前に、医師の方から、「こういうの(漢方とか)があるから、患者を悪化させて、その尻ぬぐいをさせられる」と言われたことがあります
たしかに、その先生の所にはそういう患者さんもいらっしゃったと思います。
残念ながら、漢方では良くならなかった方もいらっしゃるし、アレルギーなどのあまり良くない作用が出てしまい、病院に行くように指示したこともあります。(副作用は滅多にいないので、数年に1人いるかいないかくらいですが)
でもね、実際は「病院で良くならないから、漢方薬局に来た」という方がほとんどなんですよ(9割9分はそういう方です)
だから言わせて貰えば「尻ぬぐいをしているのはこっちの方が多い」んじゃないかなと思いました。
だって、治っていれば漢方薬局になんて来ないんですからね。
でも立場が違うと分からないんです。
例えば、私は先に漢方薬局に勤めたので、「病院の治療で良くならない人・悪くなった人」ばっかり相手にしていました。
だから「薬って薬理の通りには効かないものなんだな・・・」とか「薬の副作用って怖いな」と思っていました。
その後、調剤薬局でバイトしたら、なんてこと無い、ドカドカ薬を飲んでも大丈夫な人がたくさんいるし、ちゃんと薬で良くなってる人もいるんですよね。(当たり前だけど)
薬で良くならない人しかこない漢方薬局から来た私には結構カルチャーショックな感じでしたよ
だから、普通の病院なら、代替療法で良くならなかった人が来るでしょうし、代替療法をやっているところなら、現代医学で良くならなかった人がくるので、お互いのことは全然わかり合えません。
なので、どうしても両方の治療を尊重する・・・ということができないのでしょう。
まぁ、結局どっちでも良くなればいいんですけどね。
私としては、病院で治るなら、保険も利くし、そちらを優先して、良くならなかったら漢方薬局に相談に来てみたらいいと思います。(そうじゃないと病気の状況が分からないし、こっちもコワイ)
でも、それで良くならなかったからって、「漢方は効かない」はないんじゃないかなぁ~。だって病院でも治ってないし・・・。
と、批判に対して不公平に感じるのでした
そのかわり、良くなったら「ほら、漢方すごいでしょう」と自慢します