こんにちは。
こだま堂の長峯です。
フランスですが、認知症の薬が保険適応から外されたそうです。
https://news.yahoo.co.jp/byline/mamoruichikawa/20180605-00086006/
対象になったのは、日本でも主要な認知症の薬、「ドネペジル」「ガランタミン」「リバスチグミン」「メマンチン」 です。
私の父は、ドネペジル(アリセプト)を服用していたことがありますが、飲み始めはすごく効いたので、効果がないわけじゃないのでしょうが、長い目でみたときに保険でカバーするほどの効果はない・・・ということなんでしょうね。
しばらく飲んでいたら、かえって悪い症状が出てきたので、中止しました。当時は、薬の処方量に融通が利かなかったこともあるので、今服用している方には当てはまらないかもしれません。
まぁ、父はココナッツオイルが思いのほか効いたので、それにびっくりして、栄養療法に目覚めた・・・ということもあり、薬に頼らない方法も考えていくべきかな?と思います。
漢方で認知症・・・と言うと、抑肝散が有名ですが、認知症を治すというよりは、怒りっぽいとか、不眠ぎみといった周辺症状を落ち着かせる・・・という感じです。
脳血流を良くするのに、プレタールが使われますが、漢方なら丹参製剤です一応実験的には認知機能改善効果が認められているようです。
プレタールより、出血の危険性が少ないのは、メリットです。
嚥下障害には、半夏厚朴湯が使われます。ただ、半夏は燥性だし、潤す生薬が入っていないので、陰虚が多い高齢者に長期使用するのはちょっと悩みます。
嚥下障害の原因はドーパミン不足なので・・・鉄欠乏と葉酸不足もあるはず
なにせ日本人のほとんどが鉄欠乏らしいので、高齢者は間違いなく足りてないですから、不足しがちな栄養素を補った方が、副作用もないし、良いと思うんですよね。
実際、認知症のお薬は全てやめたけど、オイスターなど栄養補充で、医師もビックリするくらい状態が良い認知症の方もいらっしゃるし・・・。
高齢者だからこそ、栄養補充にもっと力を入れたらいいのにな~と思います