糖尿病と亜鉛の関係 | こだま堂漢方薬局のブログ

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こんにちは。

 

こだま堂の長峯です。

 

先日、年明け一番のオイスター勉強会に行ってきました~ビックリマーク

 

仕事始めの日(水曜日)に、仕事終わってからかぁ~ダウン・・・と若干憂鬱な気分でしたが、みんな集まってるもんね汗

 

夜ご飯も出るし、頑張ろうビックリマークと思って行ってきました~グー

 

テーマは糖尿病と栄養素の関係。

 

オイスターの勉強会なんで、結局亜鉛の話が主なんですが、亜鉛って糖代謝にとても重要なミネラルなんですね。

 

糖尿病の人は、有り余る糖分をたくさん代謝しないといけないんで、その分亜鉛を消費します。

 

血糖値100(正常)の人と比べて、200の人は3倍、300の人は5倍、尿中に亜鉛が排出されてしまうそうです。

 

日本人の平均的な食事では、正常な人でも亜鉛不足なのに、糖尿病の人はさらに不足し欠乏症になるということです。

 

しかも、インスリンが作られる過程で亜鉛が必要なので、亜鉛欠乏によりインスリンが作れなくなる→血糖値上昇・・・という悪循環になります。

 

また、亜鉛が不足すると、肝臓でのインスリン分解が促進されるそうで、せっかく作ったインスリンを自ら壊すことになってしまいます。

 

糖尿病の方は、動脈硬化や認知症など老化に伴う症状が人より早く進みますが、亜鉛欠乏により活性酸素が除去できなくなってしまうことは原因の一つです。(活性酸素除去に関わるミネラルは亜鉛、銅、セレン)

 

亜鉛以外にも、細胞の中に糖を取り込むにはクロムやセレンが必要ですし、現代の食事は精白して美味しいところだけに加工しているものばかりで栄養が足りません。

 

糖尿病の方は特にサプリメントで補充することが必要になります。

 

サプリなんか効かないビックリマークって言う人も多いけど、品質の良いものならちゃんと効果がありますし、栄養って基本は摂って当然のものなので、目に見えた体調変化がないことは仕方ありません。

 

糖尿病だって、相当悪化しないと自覚症状は何もありませんよねはてなマーク

 

自覚症状がない人に補充したって何も変化が分からなくて当然です。

 

5年後、10年後の体調を見据えた栄養補充は大切ですよビックリマーク