和漢と中医 | こだま堂漢方薬局のブログ

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こんにちはウインク

 

こだま堂の長峯です。

 

 

先日、旦那ちゃんが、中医薬研究会の新規入会のための試験を受けに、行ってきました。

 

中医薬研究会、中医学の正しい普及のための会なので、定期的に勉強会や試験があります。

 

今回は初回なので、比較的簡単な試験だったそうで、旦那ちゃんは「100点取れたー!!と喜んでました。(あと、美味しいお料理のフルコースも食べてきたらしい・・・ずるいなぁムキー

 

新規会員の方の中には、日本漢方(和漢)を専門にやってきた方もいらっしゃるようで、そういう方には、考え方が全然違うので難しかったかもしれません。

 

むむむむ~はてなマークと思ったのが、「中医だと陰虚は熱がでるんですよねはてなマーク全然意味分からん。和漢だと陰虚は冷える体質ですよ」という話。

 

一体どういうことか考えてみました。

 

中医の陰虚は、陰が虚してる・・・陰が無くなっているという意味なので、相対的に多くなる陽が優勢になることで熱が生じます。

 

和漢の陰虚は、おそらく、陰証(冷える)+虚証(体力虚弱)なので、冷えるという理解の仕方になるんですね。

 

同じ漢字でも意味が全然違ってしまうので、そりゃわかりにくいなぁ~と思いました。

 

陰に対する意味は同じなんだけど、視点が違うんですね。

 

まぁ考え方がどうあれ、患者さんに合う漢方薬を処方できて、良くなればいいんじゃないかなはてなマーク

 

ただ、中医の方が使用する生薬の種類や方剤が多いので、きめ細やかに対応できるかな~はてなマークと思いますニコニコ