不整脈の動悸 | こだま堂漢方薬局のブログ

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不整脈の方・・・って結構多いですよね。(自分もそうだし、旦那ちゃんもそうです・・・汗

 

治療の必要がない不整脈が多いですが・・・ハートブレイク(自分らもそうです)

 

治療が必要ないって言っても、調子がイマイチなことはよくありますねむっ

 

不整脈の方は、血流がスムーズに流れにくいので、血栓ができやすい ⇒ 将来心筋梗塞や脳梗塞の恐れ・・・も気をつけなくてはなりません。

 

自分も、ずうずうしくもまだ若いつもりチョキでいますが・・・30代で突然死・脳溢血・・・って時々聞くので、もう油断できない年なんだな・・・と感じますしょぼん

 

去年、有名人でもサッカー選手や歌手の方でいらっしゃいましたよね・・・非常にショックな出来事でした。

 

皆様、気をつけましょう!!



 

さて症例です。

 

40代男性 毎日忙しくて休みがない。 動悸がする。検査では不整脈と言われているが、特に治療の必要はなし。お酒・タバコは気をつけているが、仕事の付き合い上、なかなか止められないとのこと。

 

こちらの方は、忙しいのとストレスがとにかく負担になっているようでしたので、ストレス気質に良い、気の巡りを良くする漢方薬「抑肝散加陳皮半夏」(よくかんさんかちんぴはんげ)と動悸によく使われる「奇応」(きおう)をご用意しました。

 

はじめは少し良かったようでしたが、また忙しくなると動悸がひどいようで、「もっとイイのない!?とのことでしたので、「田七人参原液」(でんしちにんじんげんえき)をご紹介しました。

 

田七は漢方・・・ではなくて、生薬なのですが、古来「金不換」(きんふかん)と呼ばれ、「金にも変えがたい貴重で素晴らしい薬草」というものですキラキラ

 

日本では食品扱いですが、活血化瘀(かっけつかお)・止血の働きがあり、血流を良くしながらも出血を止める・・・という相反する作用を持っています。

 

それを併用するようになったら、だいぶ調子が良くなり、最近は具合悪いときに田七人参だけでご利用いただいてます。(ホントは毎日飲んで貰いたいのですが・・・)

 

もう一例

 

80代女性。血圧が高い(薬服用)。最近動くと動悸を感じるようになった。むくみ体質で汗をかきやすい。慢性的な膝の痛みあり。

 

むくんでいると、そのぶん心臓に負担がかかるので、利水剤の「五苓散」(ごれいさん)と活血化瘀剤の「生薬製剤二号方」(しょうやくせいざいにごうほう)を併用することにしました。

 

お年寄りは強い活血をすると、逆に調子を崩すこともあるので、量はやや減らして服用して頂きました。

 

「生薬製剤二号方」は、中国で脳血管障害・循環器疾患の治療の為に開発された丹参製剤です。

 

丹参は脳梗塞や心筋梗塞などにも使われ、緊急時には注射剤も使われます。

 

日本ではまだ生薬製剤の注射剤はありませんので、東洋医学は随分遅れをとっていますね・・・。ガッカリですしょぼん

 

さて、効果は素晴らしく効いたようで、服用して3日目くらいから良くなってびっくりしたビックリマークとお電話いただきましたニコニコ

 

漢方なのにこんなすぐ効く薬もあるんですねぇ~ひらめき電球とのことでしたよチョキ

 

治療が必要ないけど、動悸がする・・・治療しているけど良くならない・・・そんな方は一度ご相談くださいませニコニコ