治療をするなら、一番効く方法をやりたい
皆さんそう思われることでしょう。
特に癌などの悪い未来を予想させてしまうような病気では・・・尚更です。
私たちは漢方が専門なので、漢方薬や薬草系の健康食品、生活習慣の改善などをお話していますが、「一体どれが効くの？」と言われることがあります。
でも、どれが一番・・・と言うのは正直難しい問題なのです。
食事療法だけで、良くなった人もいるし、漢方だけで癌が無くなった人もいます。
でも食事療法や漢方だけでは良くならなかった方もいるし、一生懸命いろいろやっても残念ながらやっと延命できた・・・くらいの効果の方もいます。
こんな仕事しているけれど、漢方飲めば癌が必ず治りますなんて、そんな簡単なことではないんですよ
現代医学では、手術、放射線療法、化学療法、また保険が効かない特殊な高度先進医療などいろいろあります。
ごく初期の癌であれば、手術で完治となりますが、転移性の癌や進行した癌の場合、数年にわたって癌の恐怖と戦わねばなりません。
癌治療の効果を統計的に判断する場合は、「改善率」ではなく、「生存率」で考えることからも、現代医学でも「治す」と言うのは難しい病気なのです。（どんなに病状が悪くても生きていれば生存率に入りますよね？）
どの方法も１００％でないのですから、少しでも改善の確率をあげるために、体にいい方法を組み合わせるのは大事です。
「抗癌剤が効いてるか、漢方が効いてるか分からなくなっちゃうから、抗癌剤が終わってから漢方飲みます」という方がたまにいます。
でも抗癌剤が終わった後の身体はどうなっているかわかりません。治療前と同じステージではナイ可能性が高いのです。
「どの方法が癌に一番効果があるか？」を調べるために治療をするのではないのです。「治すため、良くなるため」の最善の方法、後悔しない選択をしてください。
逆に言うと、食事療法や漢方、運動療法など自分で一生懸命やったこと、頑張ったことを結果的に後悔するのならしない方がよいのです。
病気を治す為に生きているわけじゃないのですからね～。（ちょっとシビアな言い方ですけど、自分の人生、自分が後悔しない選択が大事だと思いますよどうしたらいいか迷ったら、それに関してはご相談くださいね）