子供なんて、落ち着きなくて当然と考えてもいいのですが・・・
本人もそれが苦痛である場合もあるようです。
また、注意欠陥・多動性障害(ADHD)という診断がつくケースもあります。
こちらの診断名は、ここ数年の間に広く知られるようになったものですが、そういうお子様は昔からいたのでしょうね。
漢方で、落ち着きがない子供に使う薬があります。(他、夜泣きなどにも)
「抑肝散」(よくかんさん)という漢方薬ですよく、「疳の虫」と言ったりしますが、疳の虫の「疳」=「肝」だったのかもしれませんね
現在では、子供だけでなく、自律神経失調症、めまい、不眠症、認知症など大人にも用いられます。
ストレスでイライラしたときに、うちの旦那ちゃんが飲んでますが、イライラがなくなる
と言ってましたので、大人もちゃんと効きますよ(笑)
さて症例です
生まれつき神経質で落ち着きがないお子様。4歳。食べ物の好き嫌いも多い。イライラすると着替えもできないとのこと。
食べ物の好き嫌いが多いかぁ~と、マズイ漢方薬が飲めるか心配でしたが、「抑肝散加陳皮半夏」のエキス顆粒をご用意しました。「抑肝散」に「陳皮」(ちんぴ)と「半夏」(はんげ)の2種の薬草が入ったものです。
(陳皮と半夏を入れることで、より胃腸の働きを助けます。でもこの場合、エキス顆粒に「抑肝散」がナイので使っただけなんですけどね・・・)
なんとちゃんと飲めたばかりか、一服で落ち着きを取り戻し(?)、ちゃんと自分でお着替えも出来るようになったんだそうです
こっちがびっくりしましたよ子供って、ホント素直なんですねぇ~
頑固な方、薬が効きにくいことが多いですよ~見習いましょうね
・・・なんちゃって