リウマチに漢方薬が意外と有効なのはご存知ですか?
リウマチ・・・といえば不治の病で難病・・・漢方効くの~?って思われそうですね
関節の炎症、腫れは、東洋医学では「風湿」(ふうしつ)、「瘀血」(おけつ)が原因であると考えています。
寒性の風湿は冷えると悪化するので、冬に症状がひどくなります。(逆に冷えから湿が溜まることもあり)
また、湿は水に関する症状なので、梅雨時期や雨、曇りの日に悪化します。
多くのリウマチの方にもそんなパターンがあります。
また、お話を聞いていて多いのはストレス
お義母さんの介護を何年もやっていて、気がついたらリウマチに・・・と言う方、少なくありません
ストレスは気滞なので、気の巡りが滞って、身体の循環がおかしくなってしまったのでしょうね
介護疲れで病気になる方、ホント多いので、介護する方も楽できるように工夫しましょうね
さて、症例です。
症例1)
20代女性。(若いのでビックリ!)リウマチと診断されましたが、まだ治療する程悪くない(?)ので、経過観察中。ニキビがひどい。
煎じ薬の「よくいにん湯」を服用していただきました。服用2,3ヶ月ほどから、ニキビが減って、手指の痛みも軽減。疲れにくくなったそうです。
症例2)
40代女性。病院の薬(ステロイド、抗リウマチ薬)を飲んでいましたが、副作用が辛いのと、良くなってもやめるとまた悪くなる繰り返しなので、一切やめて生姜を大量に飲むようにしたら、痛みが軽減してきた・・・ということでした。生姜が効いたから漢方も試してみたいとのこと。
こちらの方は煎じ薬の「疎経活血湯」と霊芝を飲んでいただきました。
半年程飲んで、梅雨時期になった頃、痛みが去年の梅雨と全然違って楽ですとお返事くださいました。
症例3)
40代女性。若い頃からリウマチで、手指は変形してしまって痛みが強いとのこと。
煎じ薬の「麻杏ヨク甘湯」を服用。服用を始めて3ヶ月ほどで、痛みはかなり軽減しました。
他にも何例かありますが、いつまで続けたらよいか・・・が難しいところです
良くなったと思ってから最低半年・・・でしょうか?麻黄剤は長期服用が向かない場合もあるので、途中で他の処方に変更したりしています。
漢方なんて、昔のモンだから効かなさそう~なんて思わずに、一度がんばってみてください