不妊相談って女性ばかりじゃないんですよ
近年、男性の生殖能力が低下していて、過去50年前と比較すると20%も精子量が減っている・・・という学説もあるそうです。
一説には環境ホルモンが影響しているらしく、このままでは人類が不妊のために存続が危ぶまれる・・・とまで言われています
この前相談に来た方も、チラッとそんなことが頭をよぎったのでした。
30代男性で、検査をしたところ、精子数が少ないというので、ご相談にいらっしゃいました。
西洋医学の薬では、精子数を増やすものがないんですよね・・・。
体調は特に自覚症状はなく・・・さてどうしようかなぁ・・・と思ったのですが、とりあえず「腎」を補う「海馬補腎丸」を飲んでもらうことにしました。
無事に2ヶ月後の検査で、効果が出てきたので良かったんですが・・・どうもこの方は農薬を扱うお仕事をされていたようで、それが精子数減少の原因だったのかな・・・?と思ったのでした。(なるべく農薬に当たらないように・・・とアドバイスしました)
あ、ちなみに誰でも「海馬補腎丸」が聞くわけじゃありませんよ湿熱体質の不妊症の方じゃ合わないのでご注意くださいね
環境ホルモン・・・10~15年前には大きく話題になったものの、最近はあまり一般に取り上げられることはなくなりました。
でも・・・世界中で、毎年何万種という新たな化学物質が作られていて、それらが人体や自然環境にどのような影響を及ぼすかはほとんどわかっていません。(安全性が分かるのなんて、ウン十年後なのです・・・)
漢方生薬も資源の枯渇が著しいので、いつまで不妊治療に使うことができるのか・・・そう考えるとホント人類の未来って不安だなぁ・・・と感じてしまいます