巷にはいろいろな養生法がありますね。
とにかくたーくさんあるので、一体どんな養生をすればいいの???と分からなくなると思います。
自分なりにもいろいろ実践&研究(?)をしてみて・・・取りすぎが非常に悪い食品の一つに「砂糖」があります。
白砂糖が特に悪いと言われているけど、三温糖でも黒砂糖でもやっぱり取りすぎはダメだなぁ・・・と思います。
もともと砂糖って昔は薬でもあったんですよ。
舐めると元気になるので、昔の人にとっては素晴らしい薬だったのでしょう。しかもおいしいし
血糖値が下がってガックリきているときは、たしかにすぐ効きますよね~。
でも現代人は飽食しすぎですので、毒になり易いです。
薬=副作用と思っている方が多いけど、体にとって薬も食べ物も関係ありません。これはクスリこれは食べ物って決めてるの、頭ですから。
不足・過剰はどんなものでも体に何かしらの影響があります。(運動や睡眠も・・・ですよ)
自分の経験で・・・手首に洗剤荒れの湿疹がずーっとできていたことがあったんですが、甘いもの・・・アイスやチョコ、ケーキ、ジュース・・・などを取ると、2,3時間後にモーレツに湿疹&かゆみが悪化する・・・ということが何度かありました
2,3時間後じゃなくて、次の日のこともありましたが・・・ホントにハッキリしているので、「かゆみには砂糖ダメだぁ~」と心底思いました。
アトピーでかゆくて掻きむしっている方にも、甘いもの控えるようにお話すると、やっぱり全然違うみたいです。
でも常習的に砂糖を摂っている人は、砂糖の毒が抜けてくるまでに最低10日はかかるので、すぐは変化が分からないかもしれません。
また自分の経験では、果物やドライフルーツの自然の甘味は食べても大丈夫みたいです。(摂りすぎたら分からないけど・・・)
また湿疹のかゆみ・アレルギー疾患以外にも「ニキビ」「化膿しやすい」「鼻炎」「中耳炎」「蓄膿症」「痰が多い」「子宮筋腫」「子宮内膜症」「癌」・・・などなど・・・・の病気にも砂糖は良くないことが多いです。
全然関係なさそうな病気・・・と思われるかと思いますが、東洋医学では共通点があります。
「痰湿」(たんしつ)と関係ある病気・・・には特に「砂糖」が厳禁です(あと乳製品も「痰湿」の病気を悪化させます)
「湿」とは「身体に不要な水毒が溜まっている」という状態です。日本の漢方では「水毒」と言いますが、中医学では「湿」「痰」「飲」「水湿」「水飲」「痰飲」「痰湿」・・・などといったいろいろな水毒があります。
各々の水毒については、またの機会にお話したいと思いますが・・・特に「痰湿」と言われるタイプには砂糖・乳製品で顕著に悪化する例が多いです。
癌の方で「痰湿」タイプだと・・・ちょっとアイスを食べたりしただけでも急激に悪化する例もありますので・・・気をつけたいものです。
また、「砂糖は気をつけてくださいね~」なんていうと、インテリな方は「じゃあ、ご飯に含まれるデンプンも消化されるとブドウ糖になるから、食べちゃいけないんじゃないか」と言われることがあります。
・・・生化学的にはそうなのですが・・・でも同じじゃないんですよ、コレが・・・。消化されるまでの吸収時間が全然違いますので・・・。
一気に血糖値が上がる・・・というのは、身体にとっては、それを処理しきれない・・・ということなんですよね。
砂糖=ショ糖は生化学ではスクロースと言います。スクロースはグルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)が合わさったもので、二糖類と呼ばれています。
一方、デンプン(アミロース・アミロペクチン)もグルコースがいっぱいくっついたものですので、消化されればグルコースです。
そう考えると・・・一番身体に悪いもの・・・直接ブドウ糖を食べることなんですよ(糖尿病の方が低血糖の緊急時に飲むのは必要ですよ)
「脳にはブドウ糖」なんて、実は最悪なんです
最近の飲み物に・・・「果糖ブドウ糖液糖」というものがあるのはご存知でしょうか?砂糖ゼロなんて表示しているものにも入っていることがあります。(ほとんど一緒だろっと思いますが)
これはたしかに食品だけれども、科学的な「食品添加物」よりも最悪な代物と言われています。
私は飲み物を買うときは、絶対にコレだけは気をつけて買っています。
と、言うのもコレが入った甘い飲み物を飲むとほぼ確実に2,3時間後に急激に体調が悪くなるのですよ
ホントひどい脱力感&倦怠感で、普通に動けなくなることもあります。
おそらく・・・自分なりに考えた答えは、「急激な血糖上昇による過剰なインスリンの出すぎでの低血糖」だと思っているのですが・・・血液検査してないのでわかりませんけども。(今度血糖測定の器具で計ってみよう)
ちなみにこの症状はコーヒーでもなります。(コーヒーの場合はブラックでも)
子供の糖尿病の原因のひとつにもなっていると言われています。(インスリンを出しまくるので、すい臓が疲れてしまうのです)
なので、みなさまも「果糖ブドウ糖液糖」、くれぐれもお気をつけ下さいね。