暮らしを楽しむ薬膳師
東洋美（ひがしひろみ）です
ブログにお越しいただき
ありがとうございます！
腸内環境を整える講座の中では
腸内環境を改善するために
控える食品についても
お話しさせていただいています。
白砂糖、油脂加工品、添加物
乳製品、小麦製品などが
身体に負担になる理由を伝えるとともに
「人工的な食品を控えてください」
とお話ししていたんですが。
果たして
「人工的な食品は悪なのか？」と
ふと思ったんです。
わたし自身も
「だし栄養スープ」という最新技術を駆使して
魚を丸ごと液状化、粉末化した製品を
だし代わりや、たんぱく質の摂取として
美味しく、本当にありがたく
活用させていただいていて
「これって自然界には
そのまま存在する訳でなく
人工的な食品だよね？
じゃぁ、何が違うんだろう？」と
考えたんです。
白砂糖、油脂加工品、添加物
乳製品、小麦製品は
もちろんその全てではない
という前置きを前提として
食糧の安定供給に至る
長い人類の歴史を経て
安く、効率的に、大量に
生産・販売することに偏り
食べる人の健康や
自然環境への負荷を
考慮せず
「ウチの会社さえ、儲かったらいい」
「食べる人の健康なんて、どうでもいい」
「自然環境のことなんて、関係ない」
と、いう冷たい思考が
どうしても、あると思うのです。
（もちろん、そういう思考でない会社さんも
あると思います！）
行き過ぎた資本主義経済や
行き過ぎた合流主義が生み出す
冷たい思考から生まれた食品が
身体にとって負担になる。
無自覚に食べ続けていると
知らず知らずのうちに
心も身体も毒されてしまう
そのように思うのです。
ちなみに
冒頭の「だし栄養スープ」の会社さんは
水産加工業を営む中で
大量の魚の廃棄に胸を痛め
命全てを使い切ること
食べる人たちの健康を
考え尽くして
「だし栄養スープ」が誕生したという
経緯があるそうです。
あたたかいなぁって、思います。
資本主義経済や
合理主義の恩恵の上に
今のわたしたちの生活が存在していて
先人たちの歴史に感謝すると同時に
次の世代にほんとうに
遺したい食品に想いを馳せると
無添加がいい、
オーガニックがいい、という
表面的な話ではなくて
食品が生まれる背景にある
隠された悪意に鈍感になってはいけないし
見えない善意に敏感になることが
大切になってくる
そんなふうに
感じています。
日常の小さな選択でも
「自分が食べるだけなら、安くていいか」
「めんどうだから、とりあえず適当に食べよ」
ではなくて
あなたのことを想って作られた食品を
できる限り、選んでいってほしいですし
あなたと大切な人の元気を
祈ってお料理していきたいなぁと
思います。
それが実は
食品業界の冷たさに対抗する
あたたかみになると
わたしは信じています。
ご一緒いただけたら、うれしいです！
いつもありがとうございます。
つくりおき薬膳
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