おはようございます、京やの勝也です。
京都で「ぶぶづけ」は「お茶漬け」のことです。
丁稚修行のために京都に行く直前に
知人から言われました。
京都でよそ様のお宅にお邪魔していて
「ぶぶづけでもいかが?」
と聞かれても食べてはいけないと。
食べたら後から悪口を言われるとのことでした。
実際に住んでみて
その様な場面は無かったような気がしますが、
気が付かなかっただけかもしれません。
聞いた話ですが、
京都は人口移動があまりないとのことです。
そこで、長いお付き合いになる人たちと
良好な関係を保つために、
お互いに相手の気持ちを察する文化が
生まれたのではないかと思います。
究極のおもてなし「茶道」を生んだ京都ですから。
話しを戻しますが、
「ぶぶづけいかが?」と聞かれたら、
「そろそろお帰りになられてはいかがですか」と解釈して
相手の都合を察すればよかったのだと思います。
「私は忙しいから帰りなさい」とは
面と向かっては言えませんからね。
合言葉のように
お互いに知っていれば便利な言葉です。
最近はどうなのでしょうか。
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