魂の手仕事 | 古代文字で、心の源泉を耕す

古代文字で、心の源泉を耕す

文字の持つ力を心の奥から探ります

日本の工芸店や

手仕事展などのイベントに行くと

1日中、会場にいてしまいます。


長年、培われた、受け継がれた

その技術


本当に日本の宝だと思うのです。


先日、ある方から

富山に和菓子職人さんが

新宿で出店されていると


その方の技術もさることながら

お題をお願いすると

それをイメージした練り切りを作ってくださると!


実はその日は鎌倉にいたのですが

もう行くしかないなと…(和菓子も大好きだし!)


決めたら、ホームに来た電車は

湘南新宿ライン

もう新宿、行きなはれ~ってことよね!

と勝手に決めて、即決です。


場所は新宿高島屋。

ブースに到着して

お客様とお話しされていたので

販売のお菓子をウキウキ眺め…

いよいよお願いするとが!!


少しお話しさせていただいて

お願いしたテーマ…果たして、なんでしょう?


お伝えしてすぐに手が動く…さすがです…


手元
やさしく丸めながら…

色を入れながら…

道具もその動きもまた美しいのです。

1日中、見ていたい!!


お姿
他にもこんな素晴らしい季節の練り切りが。


商品
そして…完成したのがコチラです。


黄色

紫
テーマは「温故知新」


これから描いていきたい古代文字は

昔から伝わるもの

それに新しい風を吹き込みたい


その思いから、「温故知新」で

お願いしました


まず紫の部分は

日本の昔から伝わる伝統の菊の模様

そして高貴な紫


黄色の部分はこれから輝いていく意味も込めて

光の文様


それを真ん中の斜めのラインで

陰陽の模様のように

新旧が交差し、入り混じるイメージ


新しいもの、古きものが

1つの形の中で融合する


そんなイメージで作ってくださったそうです。


時間にしてほんの数10分

もう魔法にかかったかのようでした


そのものを聞いて、すぐに形にする

色、模様、バランス…


見ながら泣けてきました

美しい所作に


日本の手技

もっともっと見たい

日本の美しさに

もっともっと触れたい

それを自分の作品にも

にじみださせたい


心に決めた1日でした。


引網香月堂の引網康博様

素晴らしい時間を

ありがとうございました


※年に何回か東京のデパートに出展されているそうです。

和菓子以外にも、スパイスの効いたサブレがめっちゃおいしかった!!


●伏木本店

富山県高岡市伏木湊町1-1


お店のサイト

http://www.hikiami.co.jp