わたしの小さな隠しトビラ。
ひさしぶりに開いてみたら、そこはまるでタイムカプセル。
たくさんの歌や言葉、ものがたりが綴られた古いノートたち。
そして、懐かしい手紙。
あの日。
泣いて泣いて、泣いて。
心折れるどころかビリビリに引き裂かれて。
疲弊しきったわたしたちがいた。
お互いの悪夢のような日々。
束の間の休息に語らって、ともに泣いて。
それでも笑顔で手を振って、お互いにエールを送りながらまた苦しい日々に戻っていった。
飛行機の中で読んだ手紙に、止まらなかった涙。
でもね、ちゃんと過去になったよ。
過去になったね。
わたしも、君も、あの頃は思いもしなかった場所で、今を精一杯に生きられている。
ツマラナイ人生?
ノン。
こうして振り返ると、詰まりすぎているね。
詰まって進めなくて、
つかえすぎて窒息しそうになって。
それでも、幾度ももうダメだ、本当に無理って思いながら。
すべてを終わらせたくて自棄になったこともあった。
それでも、今、また生かされている。
ある時期に紡がれた歌は、悲痛なものばかりで。
ある時期は、なにひとつ紡ぐことすらできなくて。
ずっと、わたしはわたしに、希望をもつことを赦さなかった。
夢や恋は、選ばれしものに与えられるもの。
でも、いつだって微かな希望を見ていた。
それ故にくるしかった。
タイムカプセルの中のわたし。
がんばったね。
すこし、認めてあげよう。
自分で自分を受容して、愛してあげられなきゃ、人のことだって愛せないのかもしれない。
優しくあろうとした。
強くなりたかった。
でも、自分を常に否定するわたしでは、いつもどこかに歪み(ひずみ)が生まれる。
必死で考えて、気を遣っても、そもそもの感じ方の違い、パーソナリティーは変えられない。
合わせたくても、同じものを好きになりたくても。
積み重なる齟齬が苦しくて苦しくて。
今でも変われずにもがいているよ。
一生わたしはこうなのかも。
わたしは、どんなに頑張ってもわたし以外になれない。
でも、
でもね。
いいんだよ、わたしはわたし。
神様がわたしを創ってくれた。
すべてがgift。
そんなふうに、誰かに言われたかった、安心したかったんだよね。
誰かにも言ってあげたかった。
うん。
まず、自分で言ってあげよう。
人がどうじゃない。
あなたはあなたとしてがんばった。
だから、もういいよ。
もう、いいんだよ。
タイムカプセルの中のわたしを、解放してあげたいな。
貴方も、貴女も。
もう、いいんだよ。
大丈夫だよ。