新・第二介良UFO捕獲事件現場 | 次世代に遺したい自然や史跡

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毎年WEB初公開となる無名伝承地や史跡、マイナーな景勝・奇勝を発表。戦争遺跡や鉄道関連、坂本龍馬等の偉人のマイナー伝承地も。学芸員資格を持つ元高知新聞主管講座講師が解説。

〈旧・第二介良事件現場は調査中〉

~※6/17現在、事件現場は実際とは異なっていたことが判明。詳細は後述~

先日、タメやんさん(UFO捕獲者と同窓)からの情報提供により、1970年代前半、高知市の筆山墓地で起こった筆山小型UFO捕獲事件現場を探訪してきた。尚、別称を「新・第二介良事件」としているのは、1976年6月、仁淀川町で「旧・第二介良事件」が起こっているため。

但し、旧の方は体験者が当時9歳の女児だったため、UFOに触りはしたものの、捕獲はしていない。
筆山事件の概要を改めて述べると、第一介良事件から何年も経たない頃、潮江中学校の野球部員が練習場所を求めて筆山周辺を探していた。そんな中、整地が進められていた新筆山トンネル(平成時代竣工)上部の墓地の一角に、介良と同じ直径20cm弱のUFOが100機以上、駐機(放置?)されていた。

部員の中にはドッキリか何かでは、と疑う者もいたが、取敢えず10機、学校に持ち帰った。それを美術の教師に見せたところ、第一介良事件のように、様々の物で叩いて強度を調べた挙句、硫酸までかける始末。しかしキズ一つ付けることはできなかった。

その後、UFOはダンボール箱に入れてしまっておいたが、翌朝見てみると消えていた。
筆山は昔からUFOや怪光の目撃多発地だが、当時、マッチ棒のような小人の宇宙人を目撃したことも噂されていた。

更に平成のある日、筆山周囲で20機以上の通常の大きさのUFOが目撃された日の夜、あるバーに身長2mほどで、頭頂部が異常に尖り、足を180度に広げてガニ股で歩く奇妙な客が入店した。

その客はまるで無機質で抑揚のない、昔のコンピューターのような機械的声(「ワレワレハ宇宙人ダ」のような)でビールを注文した。
飲み終わると支払い時、「オツリハ、イリマセン。」と言って帰ったという。この宇宙人の特徴は、1974年、岡山県玉野市で起こったアンドロイド宇宙人首すげ替え事件と同じ。

四国では同年代、高松市でUFOに攫われて身体検査(その時、宇宙犬も目撃)を受けたケースや、四国中央市ではプラズマを発し、発光する宇宙人が写真に撮られている。

筆山事件に話を戻すが、事件現場への上り口は新筆山トンネル東口。階段を登り切った所は平たいコンクリート面になっているが、そこから墓地を見ると正面に貯水槽のようなコンクリート擁壁が見える(上写真)。その左横のK家の墓所が現場である。UFO捕獲当時はまだ整地中だった。

尚、駐車スペースがないため、車で行く場合は筆山第二駐車場に駐車し、皿ヶ峰登山口から墓地へ入り、奥のY字路を左に折れる。この道は野中兼山墓所下に下るので、そこから階段を下り、兼山公園先のY字路を左折すると、ほどなく階段が現れるので上がる。上がった所が前述の平たいコンクリート面である。

 

※6/17現在、以上の内容を撤回すべき事態となった。それは当事件の詳細を記した書籍を取り寄せて確認したところ、当事者の案内で現地に行ったレポートとその写真を見る限りでは、周囲の風景がK家墓所とは全く異なっていたから。K家墓所をネットにあげていたのは、作家の中沢健氏だが、果たして事件当事者の案内で行ったのだろうか。

※その後、実際の現場付近をグーグルストリートビューで比定。晴れの日にでも現地調査する予定。

 

来月は第一介良事件をモチーフにした映画のロケが始まるので、高知をUFOのメッカに。
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