天空の鳥居・岡山玉野版&倉敷の絶景鳥居 | 自然、戦跡、ときどき龍馬
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天空の鳥居・岡山玉野版&倉敷の絶景鳥居

<令和2年建立の天空の鳥居と児島随一のパノラマ>

「天空の鳥居」とは、香川、高知、愛媛県のそれらの鳥居を紹介した記事で述べたように、山や丘の上に建つ鳥居の中に絶景が広がる光景を指すが、天空の鳥居ではないものの、鳥居付近から絶景が広がる山は全国各地にある。

「天空の鳥居」の呼称は普通、鳥居探訪者が名付けるケースが殆どだが、岡山県玉野市の天空の鳥居は、鳥居の建立者自ら名付けて広めた特異なケース。建立は令和2年6月だが、地元の各種マスコミに取り上げられ、岡山県民の間には知られるようになった。

玉野市の隣、倉敷市児島にも鳥居が頂上に建つ山、龍王山(209.2m)がある。但し、木々のため、鳥居の中には景色が映らない。しかし鳥居横からは、児島の景勝地、鷲羽山を上回るパノラマが広がっている。

玉野市の天空の鳥居は標高90mの天狗山の8合目付近、標高70数mの岩場に建立されており、広昌山観音寺(昭和5年創建)から15分ほど登ると到達できる。建立者は住職で、寺から天空の鳥居にかけて、百本の鳥居を建立する計画もある。

寺への車でのアクセスは少々分かり辛いかも知れないが、JR宇野線の西方を並行する県道22号の広潟交差点の北、汐入川に架かる橋の南袂を西に折れる。そして最初に現われる十字路を右折する。

築港小学校手前の変形四差路(K字路)では前方右の道に入り、前方に寺の石段が見える十字路を西に折れる。後は橋の袂に寺の看板があるから、そこを右折して駐車場に入る。登山口は本堂の東側ののぼり旗が建っている参拝道。

 

参道は稲荷神社を過ぎ、昭和17年に勧請された広昌天王尊まで続いている。ここからは一旦下り、岩場沿いを登っていくが、滑り易いザレ場故、トレッキングシューズを履かないと厳しい。

天空の鳥居からは、標高が100m未満とは思えない高度感のある瀬戸内海の絶景が広がっている。

ここから山頂までも踏み跡があり、終始パノラマが広がっているが、山頂からは北方の内陸側の景色が望める(上の写真)。

龍王山の登山コースは各種あるが、広い道路と駐車スペースがある鷲羽山スカイライン沿いの展望所からなら、回遊もできて楽しい。駐車場所は児島展望台南方の急カーブ北の東側にある展望所(下の図)。

 

そこから南から西へと歩いていくが、休日は車の往来が激しいから、ガードレールの外側を歩いた方が良い。二つ目のガードレールの切れ目に登山口があるが、道標はない。

そこに入るとすぐミニ霊場の周回参拝道に出る。回遊コースだからどちらの道を進んでもいいが、復路のことを考え、往路に下りがある、東の方の道を進んだ方がいい。

 

やがて朝日観音を祭る観音堂分岐の尾根に出るが、観音堂からも好展望(上の写真)が得られるので、一旦観音堂まで下った後、堂の南側から石段を登り、前述の分岐のやや南に出る。

龍王山は二つのピークから成り、東側のピークに龍王宮碑と昭和55年に建立されたその鳥居がある。社殿や祠の代りに石碑が建つケースは、以前紹介した香川県三豊市の「空を歩けるスポット」が近くにある龍王山も同じ。昔は社殿があったのかも知れない。

鷲羽山の倍近い標高があるため、高度感と絶景度はこちらが優っている。鷲羽山ハイランドの観覧車から瀬戸大橋、瀬戸内海と、胸のすく大展望が広がっている。

指呼の距離に三角点のある西のピークがあるが、そこにかけては海側に木々が殆どないため、絶景道が続く。

地形図に記載のある三差路まで下りると、観音堂の道標のある道を進む。その分岐の手前だったか先だったか忘れたが、水島港や水島の工業団地の展望が広がる地がある(最後の写真)。

龍王山は天狗山のような滑り易い箇所もなく、道標も完備し、登山口と山頂との高度差も小さいため、一般観光客でも登ることができ、スカート姿で登ってくる女子中高生もいる位。

岡山県は中四国では一番、コロナの新規感染者が多い県だが、天狗山と龍王山は三密とは無縁故、心ゆくまで絶景を堪能して戴きたい。

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