今年の石鎚山の紅葉は二週間も早いから急げ! | 次世代に遺したい自然や史跡

次世代に遺したい自然や史跡

毎年WEB初公開となる無名伝承地や史跡、マイナーな景勝・奇勝を発表。戦争遺跡や鉄道関連、坂本龍馬等の偉人のマイナー伝承地も。学芸員資格を持つ元高知新聞主管講座講師が解説。

[見頃は今週末ないし来週前半までか]

今年の石鎚山の山頂付近の紅葉は、例年より二週間も早いことが分かった。これは9月に入ってからの冷え込みが続いたことが影響している模様。去年は夏の台風が影響して、紅葉の色づきが悪かったため、期待している登山者も多いと思うが、石鎚紅葉まつり(10月第1日曜日より113面河山の紅葉 (祝)までの毎週日曜日・祝日)の初日には、見頃が終盤になる。



私は数年前まで、特に山の紅葉や花には興味がなかったため、紅葉期に石鎚山に登ったことはない。ただ去年、石鎚山登山道面河道沿いにある面河山(1525m)に登った際、紅葉のトンネルには感激した。麓の面河渓はまだ色づいてなかったが、面河山南の尾根に乗った地点辺りから山頂まで紅や黄色に染まっていた。



但し、面河山山頂は深い笹の藪で腰も下ろせない状態。面河山から三ノ森(1866m)までの縦走尾根道も藪で廃道になっていた。そこよりもっと北方から尾根に取付けば、もしかすると藪が浅くなっていたかも知れないが。

面河山の紅葉とコースについては→紅葉ロード・面河山



一方、東の剣山系では高知県最高峰・三面河山山頂 嶺周辺の山々のコメツツジの紅葉が有名。私も去年、三嶺林道(その日はたまたま通行禁止バーが脇に寄せられていたため通行できた)終点から三嶺に登り、燃えるようなコメツツジの紅葉を鑑賞後、東熊山、白髪避難小屋を経て四ツ小屋谷を下り、林道終点へと戻る回遊コースを取った。四ツ小屋谷コースは踏み跡が消えている区間が多いため、中級者以上向き。コースガイドは→

コメツツジの紅葉・三嶺~東熊山~四ツ小屋谷回遊


紅葉とは関係ないが、先日、安芸森林管理署所轄の魚梁瀬の森林事務所に問い合わせたところ、去年8月の台風によって至る所で崩壊していた馬路村魚梁瀬の各林道の復旧が大分進んでいることが分かった。今後、魚梁瀬の未登頂のマイナー千メートル級峰を登り尽くす予定。最初三嶺見残池周辺のコメツツジ紅葉 に登る予定の山は、今、旬の名称「五郎丸」という山。但し、県境から若干徳島県側に入っているので、厳密に言えば「魚梁瀬の山」ではないのだが。



登山予定の山を記述すると、わざわざその山のネット記事のURLを知らせてくれる方もいるかも知れないが、私は他人の記事は参考にしないので不要。己でルートを開拓できないようでは、専門家とは言えない。



また、’09年頃、高知新聞やテレビで報道された、レールが長い距離に亘って残置している魚梁瀬森林鉄道の支線の廃線跡もいずれ探訪予定。

魚梁瀬の無名峰や廃線跡探訪記録もヤマケイサイトに投稿してほしい、という方は次のバナーをプリーズ・クリック

ブログランキング