「四国最大の滝」が入れ替わる?! | 次世代に遺したい自然や史跡

次世代に遺したい自然や史跡

毎年WEB初公開となる無名伝承地や史跡、マイナーな景勝・奇勝を発表。戦争遺跡や鉄道関連、坂本龍馬等の偉人のマイナー伝承地も。学芸員資格を持つ元高知新聞主管講座講師が解説。

落差150mの滝が四国に存在するのか

最近ある徳島県関係の文献で落差150mの滝の記述を見つけた。前にも投稿したように、これまで四国最大の滝と言われていたのは、石鎚山系・高瀑渓谷に懸かる高瀑(132m)だった。それを上回るということは「四国最大の滝」が塗り替えられることになる。


が、色々と調べてみると、昭和中期の旧村史には落差が70間(約127m)と記されていることが分かった。そこで役所に、数年前に発行された冊子にあった「落差150m」というのは、本当に計測したものなのか、質問してみると、地元の郷土史家に測って貰ったということだった。その郷土史家には数年前、街道ルートのことで会ったことがあった。


郷土史家の計測ということは簡易計測である。旧村史も古い計測単位で明記しているところに疑問を感じる。ウィキペディアでは落差50mと記されていたが、ウィキペディア記述者は皆、素人なので信用できない。


しかしいずれにしろ、これまで徳島県最大の滝と言われていた鳴滝よりは規模が大きい可能性がある。ネットや文献では登山口に関する情報がなかったため、役所に地元の古老を紹介して貰い、明後日、探訪することにした。自然、戦跡、ときどき龍馬-お山公園洞窟の閻魔王像


ところで、私は今特に四国の滝を主に探訪している訳ではない。夏だから史跡等の探訪のついでに訪れているに過ぎない。数ヶ月前に始めた洞窟巡りや、再開していた石鎚山系無名峰登山もやめている。やはり、ガイド書の刊行や写真展の開催等を行わなければ、モチベーションが上がらない。「こんなことをやるのにいったい何の意味があるのか」と疑問に思い、やめてしまうのである。


前述の徳島県最大になるかも知れない滝については、その近くの閻魔像を探す過程で発見したのである。以前も記事の欄外に記したように、最近、閻魔王像を探しているのだが、これはNHKみちしるでの投稿がきっかけだった。


奈良市の近鉄線京終駅の映像への投稿が一枚もなかったことから、駅の東方にある白毫寺の閻魔王像の写真を投稿したのがきっかけで、四国各地の閻魔王像を訪ね歩くようになり、みちしるでは毎週連続6回、各地の閻魔王像の写真を投稿している。これまでに当ブログで紹介した、お山公園洞窟正観寺の八大地獄巡りも皆、閻魔王像が目当てだったのである。


しかし四国に閻魔王像は何十もある訳ではない。全て探訪し終えると、祖谷の安徳帝の無名伝承地や、高松市の桃太郎伝説無名伝承地を掘り起こし、コース図を作成し、地元の観光協会等に提供することを考えている。しかしいずれも労力を伴うため、モチベーションが続くかどうか分からない。

己の存在意義を今、模索している最中である。


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