[今、アリエッティの映画を見られるのは松山市だけ]
四国在住の方はテレビCM等でご存知のことと思いますが、現在、愛媛県立美術館で「借りぐらくのアリエッティ×種田陽平展」を開催中で、近くのシネマサンシャイン大街道では、先月下旬から土日祝祭日に限り、映画「借りぐらしのアリエッティ」をリバイバル上映しています。
両方とも今でも大盛況で、企画展の方は数十分以上並ばないと入場できず、映画は開場と同時に席が満席になる状態。
更に今日は映画館でサプライズがあり、何とリバイバル上映を開始して一ヶ月も経過しているにもかかわらず、アリエッティの声優を行った志田未来が、アリエッティの衣装(もちろん、ヘアーバンドは大きな洗濯ばさみ)で舞台挨拶をしたのです。
企画展は去年、アリエッティが全国で上映されている期間、東京でも開催していたので、関東の方は大体の内容はご存知のことと思います。
種田陽平はキル・ビルやザ・マジックアワー、スワロウテイル等の美術監督として、海外にも名が知られています。
この監督により、映画のアリエッティの世界を現実味のあるセットで表現しています。
この記事に貼り付けている画像は絵のように見えますが、実はこれ全てが企画展のセット。
実際、企画展会場の入り口は床下の通気孔。そこを抜けると本物そっくりの草木の道を歩きます。
進むに連れ、内部は暗くなっていきますが、ラン
プの明かりに照らされ、アリエッティやその父親の作業小屋等が次々と現れます。
更に巨大な靴、剣のような釘、バットみたいなハブラシ等巨人として描かれている人間のものも。
監督のキルビルその他の映画の美術ボードやセットの家屋敷の模型もいくつも展示されてあり、それらも人気。
会場の出口の手前には当然、キャラクターグッズが販売されているのですが、私は5,000円の全長40cm位あるマッチを購入しました。1mほどありそうな巨大ハブラシは三万円代後半。
更に受注生産でアリエッティ家のジオラマも販売されており、これは何と50万円以上。
そんな訳でこの企画展は見ないと損。期間
は6/12まで。映画の上映は次の土日で最後。
因みに駐車場は、土日なら「県庁西駐車場」が二時間を上限に利用できる模様ですが、企画展が人気につき、満車の場合があります。
私は高知市中心部でもそうですが、松山市でも駐車場代は一銭たりとも払いたくないので、一キロほど南の石手川沿いの公園駐車場に駐車し、そこから徒歩で映画館と美術館を巡りました。
とは言え、私はこれを目当てに松山に行った訳ではありません。実は土曜から泊りがけで香川県宇多津町や高松市を巡っていたのです。
その真の目的は宇多津町に、日本に三ヶ所しかない、ある藩政期の建築物があり、それが公開されたので見学するため。ついでに高松市にある四国最北端の岬も探訪したのです。
松山市は宇多津町から百数十キロ離れていますが、東京以外では開催されることが希な企画展だけに、「行かなきゃ損」とばかりに。
因みに、土曜日に宿泊した宿は一泊二食付5,000円だったので、いずれ「安宿ドット混ム」シリーズで紹介します。
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