私は様々な職業を経て 人財コンサルタントの職業に就きました。
自分も 二度 エージェントから ヘッドハンティングされ、
二度共 失敗しました。
一度目の失敗は、ロス近辺の友人宅で、居候していた時に
日本からスカウトされました。
ビジネス英語はできない、日常会話もやっとの私は、
海外生活はできないなと 帰国して転職しなくてはと焦っていました。
その企業は、常に就職したい企業に常連でランクインする
会社のグループでした。
企業風土は良かったものの、配属部署が 人事にも拘らず
激務とパワハラで 毎週 社員がドクターストップがかかり、
退職に追い込まれるような所でした。
私を入社させたコンサルタントは、
その後 一度も面談どころか 電話もメールもフォローは
一切ありませんでした。
毎日20時間は 仕事を強要される現場は、
当然のように私もドクターストップで 休職、最終的に退職しました。
二社目は、東証一部上場企業(グループ会社 約800社)の
役員付部署の人事マネージャー。
「外部で 役員クラスをサーチして、新会社を立ち上げる」という
ミッションです。
途中から、某派遣会社の元メンバーが、大量入社した為
資本金3億を投入し、人材紹介会社を設立したものの、
リーマンショック直後で、たった9ケ月で 資本引き上げとなりました。
元々 物販会社なのですが、無形商材を扱う業務の醍醐味を知ってしまった私には、今更
物販をやる興味も無く あっさり退職しました。
今、私は 歯科医以外の全科目のドクター専門の
人財コンサルタントをしています。
クライアントは、無床クリニックから大手グループまで、
病院、老健など様々な医療機関です。
(私の在籍するオフィスでは、関東全エリアを対応しています。)
心身共にタフでなくてはならず、
更に観察力や調査力、交渉力も必要な職業で、
本当に「毎日が波乱万丈」ではありますが、
どうしても人財業界に戻りたくて 舞い戻って来ました(笑)
その二社の間に 自分で選択した会社も、最終的に失敗でした。
自己応募ですが、人材派遣会社のコーディネーターだと思い入社したら「実は業界的に有名な医療業界(医療機器・製薬)専門の
ヘッドハンティング会社でした。
ここでは、スカウトするターゲットや新規クライアントのサーチ方法や、コールドコール、相手を落とすメールの書き方、合格したのに辞退しようとする転職者の気持ちを ひっくり帰して入職させる交渉術などを
徹底的に学びました。
入社したからには、やるしかない!と思った私は、
ド素人で怖い物知らずという事もあり、
他の事務的なエージェントとは違う 徹底的なサポートで、
入社4ケ月目から 一度もノルマを落とす事はありませんでしたし、
リテーナー(クライアントから )も今まで在籍していた営業の中で、
入社して最短で お預かりする事ができました。
異業界(外資系自動車、金融)なども開拓、入職して頂き、お陰様でお手伝いした方達は一人も その後 退職された方はいません。
今でも 結婚式の二次会に呼んで頂いたり、ご家族ぐるみでお付き合いさせて頂いたり、たまに飲みに行ったり・・・同じ転職というミッションを達成した同士というような気持ちでしょうか。
全国を飛び回り、自分の時間は全て仕事に費やすような激しい仕事でしたが、楽しくて仕方がありませんでしたが、退職を余儀なくされました。
理由は、外国人系ボスの
「会社の金は俺の金、お前らの稼いだ金は俺の金」
コンサル達が、身を削るように仕事をして得たフィーを、
自分の投資や本国に送金しており、
社員の給与遅延、インセンティブ未払いばかりか、クライアントからのリテーナーも踏み倒すような有様でした。
(リテーナー:スカウトの経費の為に 先に預かる手付け金)
今回、縁あって ドクター専門の老舗紹介会社の
コンサルタントになっています。
「業界が違っても やる事は一緒!」と思い入社し、半期で全期の予算 72.9%を挙げているので、まあそこそこの成績だとは思います。
が、ドクター、医療機関の業界は 狭いながら かつ 底知れぬ深い沼のような全く違う
未知の世界でした・・・・