2019年10月17日(木)
久しぶりのリアルタイムの更新です。
きょうは通院3連戦の2日め。
ゲムシタビン単剤3クールめの3週めです。
(ゲムシタビンは週1回を3回続けて4週めは休薬。これが1クールです。
ここまでは強い副作用もなくなく続けられています。
おなじみ、院内ドトールのモーニングセットです。
ケモの前には採血とその結果を踏まえて診察がありますが、
きょうは、きのうの造影CTの結果がわかります。
メイガンちゃんがハロウィンを前にどんなトリックをしかけてるんだか
まず、イイコトから。
ワタシがお約束通り、フルネームを告げて、ご挨拶をすると、開口一番、
「脚の痛み、血栓だったよ、血栓
」
「マジですか? 腫瘍の増悪とかでなくて?」
「うん、リンパ節と仙骨の腫瘍は変わってないよ。」
先生、PCに読影の先生のレポートを呼び出して、音読しながら説明してくださいました。
「今まで、効果があって持続した治療は放射線しかなかったんです。
ワタシのメイガンちゃん、放射線がキライなんだな、って。
それを後に取って置けてよかった!!」
実は前回の診察のとき、先生も腫瘍の増悪かも?と思ったらしく、
「(放射線の効果が)もう少し持つと思ったんだけどなあ。」と言っていたんです。
もうひとつイイコトは左肺舌区転移性肺腫瘍の疑いは、僅かに縮小しており、ゲムシタビンの効果と思われること。
ゲムシタビンを開始する前は腫瘍マーカーが右肩上がりに、1か月毎に2~3倍ゲームだったのに、
開始後は横這いとなっています。
きのう撮影の造影CT読影レポート。
「ゲムくん、まったく効いてないワケじゃないんですね~。」
「(先生、左手を45度に傾けて)前はマーカー、こうだったからね~。」
肺の転移疑いも少し小さくなってるし。
「ヨカッタ! でもメイガンちゃん、前にも小さくなって見せたことあったから、油断できないですよね。」
「一筋縄では行かないからね。
でもゲムシタビンにはできるだけ長くねばってもらいたいよね。」
「はい、今のところ強い副作用も出ていないですし。」
CA19-9とCA125の推移。ガクっと下がっているのは骨転移の緩和照射後です。
では、ワルイコト。
メイガンちゃんったら、右脚の血管の中に血栓のお団子をたくさん作って遊んでいたんです。
ゴラ~ッ!!
7月30日の造影CTでは、血栓は、右総大腿静脈、右深大腿静脈、右ヒラメ静脈で深部静脈血栓だったのに、
今回は、それに加えて、右浅大腿静脈、右腓腹静脈、右腓骨静脈にも断続的に血栓ができていました。
右脚じゅう、血栓ではあ~りませんか
前回の診察で、右裏の皮膚表面全体が触るとピリピリ痛むけど、
とくに痛むところにマジックで印を付けて、先生に見てもらったんです。
「そこ、血管だね。」って。
〇印を繋げると、右浅大腿静脈だったんですね。
夜間に痛みが増悪するのは、動いていないため循環が少なくなるからだそうです。
確かに、静脈の血流は筋肉の動きで下から上へと押し上げられるので。
なのでヘパリンは止められません。
ヘパリンは対象療法なので、血栓を作っている張本人のメイガンちゃんをどうにかしなければ、根本的な解決にはなりません。
今までのところワタシの場合、ヘパリンは皮下注は
1万5千単位(1日3本)でDダイマー値が3㎍/mL台(基準値1.0以下)
2万単位にすると2㎍/mL台に調整できるようです。
ヘパリン2万単位に戻そうかとも相談したのですが、お腹に自己注射ができるスペースがあまりないのです。
というのも、右脚優位ですが、左足、下腹部にもリンパ浮腫があり、そこに注射をしてしまうと、物凄い紫斑になってしまいます。
おへその左側にはストマのすももちゃんがいて、パウチ&プレートを常に貼っているので、ますますスペースがナイ。
注射ができるところに集中して針を刺していると皮膚が硬くなってしまうので、痛し痒しです。
脚の血栓が飛ぶリスクもありますが、今のところ肺動脈血栓は消えたところもあり、できたところもありで五分五分。
今回はもう少し1万5千単位で継続することにしました。
現在、3週連続のゲムシタビン、ゲム君休薬の週はランマーク皮下注と、毎週診察があるので、すぐに変更できますしね。
で、疼痛の原因は深部&浅部静脈血栓の増悪と判り、それが引き起こす痛みにどう対応していくかが問題です。
仙骨孔の腫瘍が増悪していないので、座骨神経痛の悪化ではありません。
今のところ肝臓と腎臓の数値は大丈夫で、先生に「内臓が丈夫でヨカッタね!」と言われていますが、
カロナールも、ロキソニンは特に高用量を服用しているので、リスクは分散しておきたいです。
まずは先生が処方してくれたリリカ(プレパガリン)の使い方を工夫してみようと思います。
2週間前は原因がわからない謎の疼痛だったので、効くか効かないかわからないけれど、と朝夕各75ミリで処方してくださいました。
夜間の痛みに対してはOKでしたが爆睡してしまって起きるべき時間に起きられず、朝服用すると、めまいというかクラクラが夕刻まで続いてしまいました。
それで、1回仕事を休んでしまい・・・。
これはいかん、と1錠を半分にして朝夕服用。
半錠でも、朝の服用は日中に平衡感覚が少しおかしいので、仕事のある日には服用しないことに。
夜は容量が足りなくて、痛みが出て半錠を追加するも効いてくるまでに、夜明け方のガマン大会なことも。
翌日のスケジュールを考えて、夜の痛みの追加するのをロキソやカロナールにしてみたり。
1週間試行錯誤した後の外来ケモの日、ケモ室の看護師さんにリリカの剤型には25ミリもあることを教えていただきました。
そこで、次の週には日中にはほとんど痛まないので、残った75ミリ錠は割って使うことにして、不足分を25ミリ錠で処方していただきました。
Dr.大津の緩和薬の本も参考にしながら、また1週間の試行錯誤。
きょうの診察では、リリカは25ミリ錠で1日分を4錠で処方していただきました。
仕事があった日はだいたい夜の12時くらいから痛みはじめるので、痛む前の10時に25ミリ1錠。
12時に25ミリを追加。
もし、覚醒時に痛みがあったら25ミリをさらに追加。
痛まなければ追加はなし。
日中は服用なし。
これからも試行錯誤は続くと思いますが、先生、薬剤士さん、ケモ室のナースさんにご相談しながら、
その時々にあった緩和薬と量を見つけていこうと思います。
ケモ室のナースさんの問診は、そのまま電子カルテに入力されるので、先生と共有できます。
外部調剤薬局の薬剤師さんのアドバイスも大切。
カルシウム剤の副作用として手指のツッパリや痙攣があることを教えてくれたので、症状がでたときに先生に報告して減薬できました。
今、右脚はリンパ浮腫が増悪中。
リンパの流れが上流の右内腸骨リンパ節の腫瘍の増大で悪化しているのかと思ったのですが、
前回から著変はありませんでした。
2週間前までは、日中は着圧スパッツを着用し、夜は脚を高くして眠れば、朝は改善していたのに、
今は朝から浮腫っています。
ですが、血栓があり、皮膚に接触痛があるとなれば、積極的にリンパドレナージはできません。
血栓が飛ぶと危険ですからね。
さて、どうしたものでしょうか・・・。
とは言うもののお陰様で、きょうも無事にゲムシタビンができましたです。
いよいよ明日は遺伝子パネル検査に向けて、K県立がんセンターの初診です。
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舌癌は早期発見が大切です。
2週間以上経過しても治らない口内炎は、
口腔外科、耳鼻咽喉科、頭頸部科などの
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すぐに紹介状を書いていただけます。
早期発見できれば、決して予後は
悪くありません。