2019年8月13日(月)
きのうは山の日の振り替え休日なので、病院の外来は休診でした。
婦人科主治医のN先生は明日から短い夏休みなので、
近々に外来はありません。
ヘパリン自己注射の状況を確認するために、
先生、救急外来枠で採血と診察の予約を入れちゃうという強行に出ました。
そうなんです。
前回のブログから、いろいろ、いろいろ、ありまして。
やっぱりメイガンちゃん、やらかしてくれてたんです。
今週末にはジャパンキャンサーフォーラムもあることですし、
今書いておかないと、放置ブログになってしまいそう。
ダイジェストで記録しておくことにいたします。
2019年8月1日(木)のことです。
◆婦人科診察
7月30日に撮った造影CTの結果を聞きにいきました。
ここでメイガンちゃんの3つの犯行が判明。
●右下肢深部静脈血栓症
…以前はふくらはぎだけだったのに、大腿からふくらはぎにかけて断続的に血栓ができていました。
●両下葉肺動脈血栓症
●左肺舌区転移性腫瘍の疑い出現
…血管から丸い雫のように出ている円形の軟部濃度の結節
どおりで、Dダイマー値が跳ね上がるわけだわ。
メイガンちゃんは以前にも肉芽腫のフリをしてMRIに写っていたことがあったけど、
今度は免疫の攻撃を避けるために、血栓の着ぐるみで仮装して血管を移動していたみたいです。
救いは、ゴールデンウィークに放射線緩和照射した仙骨周辺には増悪が認められず、
新たな骨転移やリンパ節転移、他臓器転移は認められないことです。
自覚症状の右下肢の痛みの増悪は仙骨の腫瘍の悪化ではなくて、
深部静脈血栓の影響だったようです。
がん関連の血栓症のリンクを貼っておきますね。
さて、羽目をはずしているメイガンちゃんにどう対抗していくか、N先生とご相談です。
対抗策
肺動脈血栓はまだ小さく自覚症状がないけれど、大きくなったら命に係わるとのこと。
最近手足に紫斑ができたり、注射後の止血に時間がかかるのはリクシアナ(血栓ができにくくする薬)の副作用だけれども、Dダイマー値が上昇しているのは効いていないということなので、
薬をヘパリンに替えることになりました。
まずは4日間入院してヘパリンの持続点滴をして必要量を算定して、退院後は在宅自己注射()をすることに。
対抗策
化学療法のサードラインとしてゲムシタビン単剤を開始する。
新生血管阻害薬のアバスチンを併用したいところですが、出血傾向があるので使えないそうです。
残念
肺の転移に放射線治療ができないか質問したところ、
転移がひとつならできるかもしれないけれど、
心臓から近い位置にあるのでリスクがあるとのことです。
今回は血行性の転移なので、全身治療の化学療法を優先してやってみることになりました。
8月7日(水)から10日(土)まで入院してヘパリン持続点滴と、ゲムシタビン初回投与をします。
メイガンちゃんが骨を齧らないように、4週に1回の週ランマーク皮下注をしてから、放射線科の診察に行きました。
◆放射線科診察
こちらでもPCで造影CT画像を確認していただきました。
不幸中の幸い、緩和照射した仙骨と周辺部には増悪が認められず、
婦人科N先生が「放射線って、すごいね。」と言っていましたと報告。
「効果があってよかったですね。」とA先生、ちょっとうれしそう。
そこでお聞きしてみました。
「肺の転移に放射線治療はできますか?
婦人科のN先生は心臓に近いのでリスクがあるとおっしゃっていますが、
サイバーナイフでピンポイントの照射はできないでしょうか?」
「確かに拍動の影響はあると思いますが、転移の数が増えなければ、IMRTでも治療できる可能性があります。
この辺ではO病院が実績があります。
症例数も多いですし、やり過ぎないところがいいです。」
肺転移の放射線治療についても多少の希望が持てたところで、
放射線科を後にして、
入院通知書を入退院受付に持って行き、必要な書類をいただきました。
実は
この日は頭頸部がん患者会Nicottoの勝手に分科会のひとつ、Pacattoで東京シティ競馬で遊ぶことになっていました。
衝撃のメイガンちゃんの度の過ぎたオイタを聞いた後ですが、それはそれ。
せっかくの楽しみですからもちろん参加しますよ~。
すっごく暑い日だったので、まず帰宅。
帰宅途中、近所の別のファミレスでまたもやカレー。
少し日が傾いたころにいざ出陣。
初めての競馬場、とても楽しゅうございました
この後の食事会も楽しかった~!!
いろいろお手配・お気遣いいただきましたM元さん、
ありがとうございました
お馬さんが近い!
競馬場はサッカースタジアムより広い。オーロラビジョンは不可欠ですね。
夜もきれい~
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