子宮癌の術後病理診断が出ました~トリプル癌サバイバーになったワタシ | いつも ごきげん!

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舌癌(2014年)、子宮頸癌&子宮体癌(2016年)の
トリプルサバイバーです。
すべて早期で手術のみの経過観察・・・のハズでしたが、
1年待たずに激レア悪質の子宮頸部明細胞腺癌が
直腸に局所転移してしまいました。
どげんかせにゃいけん!!

2016年1月5日(木) 

 

昨年12月13日に手術をした子宮癌の

術後病理検査の結果がでました。

 

おかげさまで、

ごく早期で、浸潤・転移も全くなく、

完全切除できたので、追加治療も必要なく

3か月に一度の経過観察となりました。 カナヘイうさぎ クラッカークラッカー

 

ご心配いただき、励まし、応援してくださった皆様、

ほんとうにありがとうございました!!

ただ、ただ、感謝しております!! 大泣きうさぎ

 

 

 

予約は15時30分。

きょうはK先生は外来の日ではなかったので、

ほとんど待つことなく呼んでいただきました。

 

入室してフルネームを告げ、

新年のご挨拶をするやいなや、

「説明は後でしますが、とても早期の早期でしたよ。音譜

と先生。

初診の組織診で採れた組織が大きかったので以外でしたが

「よかったですぅ~」と、ほっと息をはきながらワタシ。

 

お腹の傷(ジーンズのファスナー位置の10cmの切開創)を

診ていただいた後、内診。

(よくこれだけの切開で骨盤リンパ節を

 捜し出せると思います。)

お腹の傷は上端に溶ける糸の端っこが1ミリくらい

こんにちはしているので、それが動くと刺激になるようで

そこだけ乾きません。

傷痕が左右に延ばされて白い痕ができないように

肌色テープを貼っています。

剥がすときにどうしても、そこにできかけた表皮(かさぶた?)も

いっしょに剝がれてしまうので、

乾くまで上端だけ貼らないことになりました。

内診も問題なし。

 

 

いよいよ、病理の説明です。

ちょっと想定外だったのは、子宮癌が重複していたことです。

舌癌との重複ではなくて、

ひとつの腫瘤の中に、組織が混ざりあっているのではなく、

子宮頸部腺癌と子宮体部腺癌という

ふたつの原発癌が存在していたのです。びっくり

 

 

まず、子宮頸癌の方から。

こちらは clear cell carcinoma (明細胞腺癌)。

あの初診時に大きな組織が採取されたヤツです。

頸部と体部、どちらから出ている?

と先生を悩ませ、

MRIでもCTでもわからなかったあのコは

子宮頸管の上部からポリープ状に出ていたことが

判明しました。

 

(画像はbing.com/imagesよりお借りしたものです。)

 

頸癌においても明細胞腺癌は4%と極少数派で

抗がん剤・放射線の感受性が低い癌です。

このポリープの茎の根本には、癌細胞はありませんでした。

よって、浸潤はなかったのですが、

腫瘍が子宮頸部に限極しており、

臨床的に病変が確認でき、病巣が4cm以内のため

進行期分類はⅠb1となります。

 

次に子宮体部腺癌は

病理は endomatrioid adenocarcinoma  (類内膜腺癌)

でした。

グレードを確認するのを忘れてしまいましたが、

こちらもポリープ状の組織の中にわずかに存在し、

子宮内膜にとどまっているため

進行期分類はⅠa となります。

ワタシは複数の子宮筋腫があり、

このポリープはその陰に隠れていたので

画像にはっきり写らなかったようです。

 

あと気になったのが、

卵巣が子宮内膜症のような感じで直腸に癒着していて、

剥がすときに直腸が破れたので縫合したと、

退院前の診察のときに聞いていました。

 

卵巣癌は卵巣のチョコレート嚢腫(子宮内膜症)から

発見されることがあると、ネットで読んでいたので、

卵巣から癌細胞が出なかったか質問しましたが、

出なかったと聞いて安心しました。

というのも、もし卵巣に癌細胞があったら、

傍大動脈リンパ節に転移する可能性があるからです。

 

そして、子宮のポリープ以外の部分、卵巣、卵管、

大網(腹膜の一部)、骨盤リンパ節、腹水の

すべてにおいて癌細胞は見つかりませんでした。

 

これらを総合して

子宮頸部明細胞腺癌はT1N0M0

(ステージ1、リンパ節転移なし、遠隔転移なし)

子宮体部類内膜腺癌もT1N0M0

ということになりました。

 

どうもワタシはレアもの好き、

ポリープ きのこ 好きのようですが、

どちらの癌も外向的発育をするタイプだったことに

救われました。

 

結果から見ると、骨盤リンパ節郭清は

必要なかったかもしれません。

これからの1年で改善されるかもしれませんが、

すでに下肢にリンパ浮腫も出ています。あせる

 

数年後にはセンチネルリンパ節生検が

スタンダードになっているかもしれません。

低リスク類内膜腺癌以外にも、

症例によっては対象になるかもしれません。

 

明細胞腺癌の症例とデータが蓄積されて

エビデンスとなれば、

標準治療がかわるかもしれません。

 

セカンドオピニオンは少しハズレたところもあります。

でも子宮体部明細胞腺癌と診断されたおかげで、

広汎子宮全摘を免れたということもあります。グッド!

(実際は子宮頸部明細胞腺癌で、

 頸癌だと広汎全摘が推奨されているからです。)

 

でもこの術式の手術を受けて後悔はしていないんです。

許される持ち時間の中で、

リスクとベネフィットを天秤にかけて、

今選べる方法から最善の選択をしたと思えるからです。つながるうさぎ

 

さあ、これからガンバって、

子宮頸部明細胞腺癌の5年後生存率、

10年後生存率を少しでも上げていきたいと思います!! 気合いピスケ

 

 

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