こんにちは。こぼうずです。
みなさんは
幸せになりたい!
幸せな人生を送りたい!
そう願って、日々暮らしていますよね?
でも、幸せになろうと努力しているのに、全くなれず、疲れてしまった。
幸せを感じるのは一時だけで、またすぐに不足感が生まれる。
そんな経験ありませんか?
それは目指す幸せについてよく分かっていないことが原因かもしれません。
幸せになるには、自分が目指す幸せの性質を知ることが大事です。
そこで今回は「幸せ」を大きく2つに分類して、解説していきます。
幸せは2種類ある
幸せは大きく2種類に分けられます。
外側の幸せと内側の幸せです。
外側の幸せは、自分の外側にある何かを獲得することで感じられる幸せです。
内側の幸せは、何も手に入れなくても、自分の内側から湧き上がってくる幸せです。
外側の幸せは物やお金、恋人など分かりやすく、多くの人が求めています。
一方、内側の幸せは、生きていることそのものに感じる幸せで、気づいていない人が多いです。
そのため世の多くの人は、本当は内側の幸せを求めているのに、
外側の幸せばかり追い求めて結局いつまで経っても満たされない。
満たされたと思ってもすぐに幸福感がなくなって、また別な外側の幸せを追い求める。
こうした無限ループに陥ってしまっている人が見受けられます。
そこから脱出するためには2つの幸せの違いを理解する必要があります。
早速、外側と内側、それぞれの幸せについて説明していきましょう。
外側の幸せとは
外側の幸せは、自分の外側にある何かを獲得することで感じられる幸せです。
一番わかりやすい例で言うと、
お腹が空いている時に、食べ物を食べると
すごくおいしくて幸せを感じられますよね?
また、お金や物、服や車、宝石や電化製品などを購入するとうれしいですよね。
他には旅行などの体験、恋人や友人などの人間関係、
結婚、出産、お金に困らない自由な暮らしなどライフスタイル。
健康や容姿だって獲得するものです。
そうした、自分の外側にあるものを手に入れることで感じる幸せが外側の幸せです。
この外側の幸せには、物質ではない情報も含まれます。
例えば、人間には人から褒められたい、尊敬されたい、すごいと思われたいという
承認欲求や自己顕示欲あります。
他者から「すごいね」と言われたり、コンテストで賞を取ったり、SNSで「素晴らしい。」
とコメントをもらったときに、この欲は満たされ、幸せを感じます。
すごいねという言葉や書き込み、賞などは物ではなく情報ですが、
その情報を受取ることでも私たちは幸せを感じます。
形ではない情報もまた外側の幸せに含まれます。
外側の幸せに該当するもの(例)
・食欲、睡眠欲、性欲など生理的欲求を満たすこと
・お金や物など物質的なもの
・健康、容姿など身体的なこと
・恋人、友人、人付き合いなど人間関係に関すること
・名誉、人気など承認欲求を満たすこと
・自由、平等、平和、正義などのイデオロギー
こうして挙げると、巷で語られている幸せのほとんどが外側の幸せですね。
続いて外側の幸せの特徴に進みます。
外側の幸せの特徴
特徴①一時的である
外側の幸せは一時は感じられても、すぐになくなってしまう性質があります。
食欲を満たした瞬間は幸せを感じますが、
次の日になれば、昨日満腹の時に感じた幸福感はなくなってしまいます。
そして、次の日もまた食べることで幸せを感じます。
お金なども手に入ったときは、幸せを感じますが、
なくなれば幸福感もなくなります。
名誉もそうです。
昔、人気があったからと言って、今人気がなければ、当時感じていた幸福感はありません。
外側の幸せを感じ続けるには、繰り返し手に入れるか、
手に入った状態を維持し続けなくてはなりません。
特徴②比較して幸福度が変わる
外側の幸せというのは、他者と比較することによってその幸福度が変わります。
例えば、あなたは今の自分の年収に満足していますか?
いやー全然足りないよという方も、自分より苦労しているのに収入が少ない人を見たら、
その人よりはましかと思って、安堵するでしょう。
逆に、俺って結構稼いでいるよって満足している方も、
自分より頑張ってそうもない友人が、自分より収入が高かったら、
嫉妬したり、釈然としない気持ちになりませんか?
他にも、彼氏がほしかった女性が、やっとできて幸せに感じてたとしましょう。
でも、自分の彼氏より、背が高く、イケメンで高収入。加えて聞き上手で家事
も完璧にこなせる男性が、自分の友人と付き合っていることを知ったらどうでしょう。
自分の彼氏の悪いところが見えて、恋の幸福度が下がってしまいませんか?
外側の幸せというのは、他者と比較することによってその幸福度が変わる特徴があります。
特徴③ 失うことへの不安やおそれが生じる
外側の幸せの困った点は、手に入った後それを失うことへの不安やおそれが生じるところです。
例えば、ビジネスで成功してお金を稼いだ人がいるとしましょう。
大金を手にした瞬間は幸せを感じるのですが、
慣れてくるとそれを失うことがことが怖くなるのです。
今後ビジネスが上手く行かなくなって収入が減ったらどうしよう。
今の暮らしが維持できなくなったらどうしよう。
と、手に入るまでは感じることがなかったおそれが生まれます。
恋人などもそうです。
素敵な恋人ができたら幸せだなと思い、自分を磨いて、やっと手にした恋人。
でも、できたらできたで、
「相手の気持ちが変わったらどうしよう。
自分のことを知ったら嫌いになるかもしれない。」
などと不安になり始めるのです。
せっかく手に入れても、
今度は失うことをおそれて幸せを感じられなくなっては、どうしようもありません。
そんな落とし穴が外側の幸せにはあります。
特徴④ 死を前にしては崩れやすい
外側の幸せは性質的には、死を遠ざけることで得られる幸せです。
そのため、死が意識されると途端に幸福感が薄れてしまいます。
食欲も睡眠欲も死を遠ざけるための欲です。
性欲は自分が死んでも、遺伝子は残るという意味で死を遠ざける欲です。
お金もあればあっただけ、生存にプラスに働かきます。
人間が承認欲求を持つのは、集団内で地位や信頼が高まると、それだけ自分の身が安泰になるからです。
例えば想像してみてください。
ビジネスで成功した、素敵な恋人と結婚できた。
幸せの絶頂を感じる。
そんな中、健康診断でガンが見つかり、余命が1年もないと知らされたらどうでしょう。
よし、私の人生は幸せの絶頂で幕を閉じる。良い人生だったなと思えるでしょうか?
それは難しそうですね。
多くの人はショックでビジネスの成功も結婚の喜びも吹き飛んでしまうはずです。
こんなに頑張ってやっと報われたのに。これから幸せな生活が始まると思っていたのにと、
絶望や虚無感に襲われるでしょう。
死に直面すると外側の幸せは幸福感が薄まる。
そんな特徴があります。
内側の幸せとは
内側の幸せは生きていることそのものに対する、喜びや感謝、満足といった幸せです。
外側の幸せを得たことよって生きてて良かった、人生は素晴らしいと感じるものとは異なります。
自分がこの世界に存在し、見聞きし、様々な体験ができる、
このことに対する不思議さや奇跡を感じることで得られる幸せです。
どういうことかもう少し説明します。
私は小学生の頃、テレビゲームをするのがすごく楽しかったです。
ゲームは一日1時間まで。いつもその1時間があっという間に過ぎていました。
子どもなので上手くプレイできず、敵に悪戦苦闘し何度もやり直しになるのですが、
それも含めて「ゲームをする」という体験自体に喜びを感じていました。
ゲームでステージをクリアして楽しいのではありません。
ゲームそのものが楽しいのです。
人生においても「生きて存在している」という体験自体に感じる幸せがあるのです。
生きるという体験をするだけで楽しい。成功した失敗した含めて楽しい。
人生を体験をできてありがたいな。満足だな。これが内側の幸せです。
未就学児のような小さな子どもたちを見ていると、
彼らは本当に生きることそのものに対する喜びや幸せを感じているように見えます。
彼らは生きるという体験自体が新鮮で、稀有なものだと体感しているのです。
しかし、成長するにつれて「生きている」その事自体より、
生きている上で何を体験するか、何を得るかに焦点が移っていきます。
つまり、外側の幸せを得ることに夢中になるのです。
そうすると内側の幸せを忘れていくことになります。
でも、大人になっても内側の幸せを得ることはできます。
夢中になっている外側の幸せ獲得から距離を置けばいいのです。
そうすれば、そもそも生きるという機会が奇跡だよな。ありがたいよな。
と気づけ、内側の幸せを感じることができます。
この内側の幸せについては、本当の自分とは何かを知るとより理解が深まりますので、未読の方はこちらの記事もご覧ください。
内側の幸せの特徴
特徴①既にあるが気づきにくい
内側の幸せは人は誰しも既に持っています。
生まれて間もない頃は、人生という機会が与えられたことに、驚きを感じながらも、
喜びにあふれていたはずです。
しかし、外側の幸せ探しに夢中になっているうちに、
内側の幸せを忘れてしまっているのです。
私は初めて内側の幸せを感じた時、ずっと昔に感じたような懐かしい気持ちがしました。
自分が生まれた頃には感じられて、いつの間にか忘れていたのだと思えました。
だから、得るというより、気づくもの、思い出すものと言った方が正確かもしれません。
特徴②死に対してもなくならない
内側の幸せは死に直面してもなくなることはありません。
内側の幸せは自分が肉体を持ってこの世界に存在していることへのありがたさや満足感です。
(ちなみにありがたさとは有り難さと書き、稀である、奇跡という意味を持ちます。)
それと同時にこんなことも体感でわかるようになります。
人間の一生たかだか100年は宇宙の138億年の歴史とは比較にならないほど短いです。
私たちにとっては、この世界に存在していない時間の方が長いのです。
生きていない時間の方が常です。ホームです。
生きている時間の方が稀でアウェィです。
だから、死というのはホームに帰るものなので、死がこわくなくなります。
むしろ、死があることによって生きる有り難さが増します。
もし、私たちの命が永遠ならば、生きる希少性は低まり、有り難みは薄まるでしょう。
外側から内側へ目を向ける
さて、外側の幸せと内側の幸せについて解説してきましたが、
「幸せになれない中、頑張るのがしんどい」
「幸せになっても、すぐに幸福感が冷めてしまう」
という方は
外側の幸せを追うことに疲れてしまっているのではないでしょうか。
そんな方にこそ、幸せを外に求めるだけじゃなくて、
自分の内側にある幸せにも目を向けてほしいです。
それで、どうすれば内側の幸せに気づけるのか?
そう疑問に思いますよね?
それで、
このブログでは、この内側の幸せに気づいていく方法を発信していきます。
この記事のまとめ
・幸せは外側の幸せと内側の幸せの2種類に分けられる
・外側の幸せは、物や情報などを獲得することで得られる幸せ。
・内側の幸せは、生きていることのありがたみに気づく幸せ。
・あなたが目指しているのは内側の幸せかも。
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