工房1385日目 住民主体の証 | 研修企画工房すくすく日記

研修企画工房すくすく日記

全国社会福祉協議会で23年間勤務し、平成22年5月25日
「合同会社泉惠造研修企画工房」を設立しました。研修に対する“こだわり”と
“いつくしみ”を忘れずに、そしてお客様と共に悩み、共に創り、共に喜びを
分かち合える研修パートナーをめざして、毎日頑張っています。

皆さん、これ、ご存知ですか?




いわゆる “三角くじ” とか

“スピードくじ” というものです。


私が引いてきた1枚なんですが、

開いてみると・・・




見えますでしょうか?

149 と番号はふってあります。


といっても、今回のこのくじで

何か商品をもらえたわけではありません。


実は、弊社の事務所や自宅のある

公団住宅で本日行われた

「駐車場抽選会」用のくじなんです。


この団地には、600世帯弱の人たちが

生活を送っています。

つまり、その世帯数とほぼ同じくらい

自家用車の数があるわけですね。


団地が所有している駐車場は、

これまで2年に一度、一斉抽選を行い、

その都度、駐車場の所有権を決定していました。


ただ、思った以上に2年というのは

あっという間にきてしまいます。

そこで今回から3年間と期間延長し、

まさに今日、その抽選会が行われたのです。


仕組みとしては、けっこうしっかりしています。


まず、上記のくじで、

駐車場の区画を選べる順番を決めます。

くじの番号ごとに、時間が指定されていて、

その時間内に自分が車を置きたい場所を

決める権利が与えられるのです。


今回私は149番でした。

149人目に場所を指定できる権利があります。

具体的には、午前11時40分から正午までの間、

団地の管理事務所に据え置かれた

巨大な団地地図(駐車場の位置が示されています)に

自分の名札を貼り付けていくのです。


その作業が完了したら、

所有権を明確にするために、

管理組合との間で契約書の取り交わしをして終了。


この一連の手続きを本日踏んで、

向こう3年間の駐車場の権利が手に入りました。


非常に公平・公正なしくみで出来上がっています。


実は、団地の管理組合の理事というのは

すべてこの団地の住民の中から

選挙で選ばれた人たちばかり。

つまり、この団地は、

外部の不動産業者といった人たちが

介入していない、

純粋な住民主体型の団地運営なんです。


この姿で、すでに35年以上、

管理が行われてきました。


自分たちができることを、

自分たちの責任で行っていく。

そういった住民主体の姿を、

一番身近な、この団地の中で見ることができます。


これからも、そうであってほしい、

理想の姿の一端が、ここにあります。






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