書籍の取材・編集に追われて、5カ月ぶりくらいの投稿。この間も時々は漁港や市場に顔を出してはいるものの、このブログまで手が回らずずっと放置。。。ここから過去の分も含めて少しずつ紹介していきます。

 

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今回は3月31日に期間が終了したばかりの「地だこ祭り」へ。「イセエビまつり」で訪れて以来、約半年ぶり2度目の大原漁港の「港の朝市」訪問。

 

 

前回は漁港施設内でしたが、通常(天候が良い日)はこのように屋外開催なんだそう。内容的には同じ規模なのだけど、屋外だと開放的になるため人出が少なくこじんまりとした感じに見えてしまうなあと思いながら、まずは場内をうろうろ。

 

 

目玉の地だこが、あちこちで並べられています。ここ大原で水揚げされたものは、明石タコと並んで日本の2大タコと称されるそう。

 

 

とりあえずお腹にたまらなさそうなものからと、「千葉県ふぐ連盟/いすみ支部」と大きな幟が立ったテントの並びに出ていたタコ刺し3種から

 

 

シンプルなお刺身を一つ購入(300円)

 

 

たこの味の真価までは分からないものの、普通に美味しい

 

 

そして隣へ移動。この時点まで、さっきタコ刺しを売ってたブースは、すっかりここ(千葉県ふぐ連盟/いすみ支部)のものだと思ってました。。。

 

 

頼んだのはしょうさいふぐの天ぷら。単品は500円、丼にすると700円。揚げたてのふわふあ食感で美味しかったけど、もう少し油切れがいいとよりよかった

 

 

そしてすぐ斜め前、当地の有力どころであろう「志村水産」でたこの串焼き300円。これは前回も同じものを堪能済み。

 

 

しかし「冬のシーズンのたこは、やっぱり味が違うんですか?」と聞くと、「特に変わらないんじゃない」との返答でいきなり拍子抜け笑

 

実はこの質問は全部で数カ所の店でしていて、いずれの答えも「変わらない」。。。もう少し繕ってくれてもいいのにね

 

 

こちらのたこめし(夷隅東部漁業協同組合女性部)も以前の訪問時に食べてて、

 

 

この伊勢海美汁も実食済み。よく見るとかなりの部分で「イセエビまつり」と出されるものが被っていて、「何か策を考えないと前回と全く絵面が同じになってしまうなあ」としばらく思案。

 

そこで考えたのが、たこめしの食べ歩きハシゴ。

 

どの店もたこ飯は500円で統一されていて、比較しやすそうだし!と思い、先ほどの夷隅東部漁業協同組合女性部に戻ってまず一つ目を購入。この時は並びは無かったけど、会場に到着したすぐの時間(8時頃)は10数名ほどの行列ができていた。前回今回を見る限り、たぶんたこ飯の販売では一番人気。

 

 

そして「とと庵」という飲食店を経営しているお店のブースでもう一点 (お店の年配のご主人が「ここにあるものは全部自分が作った」と力説されてました)

 

 

ここには汁ものも二種類あったので、いわしのすみれ汁を購入

 

 

最後はこの朝市の二大巨頭?の一角「岩瀬商店」。たこ飯と伊勢えび釜飯を組み合わせたものがあり、ここは少し目先を変えてこちらをセレクト。たこめしは500円ながら、ハーフ&ハーフは700円。

 

 

まずいただいたのは半年ぶりの「女性部」の釜飯。製造者表記に「いさばや」とあるように朝市会場とほぼ同化した場所にあるお店での調理。なので、売れ行きに合わせて追加製造できるところが強み。今回の3店で、唯一ご飯が温かかった。

 

 

たこのカットは少し大きめ。写真では数多く入っているように見えるけど、実際のたこの量は一番少なかったかな。味付けは若干甘め。

 

 

「とと庵」のはたこ以外の具材もいくつか。なので連食でも、食べ飽きる感はなかった。

 

 

こちらは砂糖を使っていなくて、味付け的にも好み。ただし量は少なめ。たこもかなり細かく切っている(その分、数は多い)。

 

 

最後は「岩瀬商品」のハーフ&ハーフ。表示にある「海老屋」は同社の直営飲食店のこと。

 

 

やっぱり二種入ってるから見た目は映える。たこも伊勢えびもけっこう大きめのが入ってる。200円プラスでこれなら、CP的には一番いいかなあ?味は「とと庵」寄りで、もう少しあっさり。おこげが結構入っているのも食感的にいい。

 

そして食べ比べは完了。甲乙つけるのは無理があるのだけど。。。あえて「次に来たときに1個だけ買うとしたら?」と聞かれたら、「とと庵」のを選びそうな気がする。

 

 

 

その後、お土産のたこ探しで再度うろうろ、いちばん最初に刺身を食べたブースへ立ち戻る。「ふぐ連盟」のテントに隠れてあまりにも存在が目立たなかった"判官びいき"的な感覚もあって、少し話を聞いてみようと。

 

こちらは大原漁港から少し北上した、太東漁港を拠点にたこ漁を手掛けている会社だそう【ホームページはこちら】。基本的にたこ漁は3月いっぱいまでで、「大成丸」も今期の漁はすべて終わったとのこと。 

 

 

その話しぶりが実直な感じで、大きめサイズではなくあえて小ぶりな商品を進めてきたのも好感が持てて、こちらを購入することにした。

 

先ほどのたこ飯3種もさすがにここで全部は食べきれずに、昼に残りをいただいていて。夜はこのゆでだこを肴に日本酒と、まさにたこづくしの一日でした。

 

 

 

この朝市では「ビンゴ大会」も開催していて、1枚だけ買って参加します。特賞はふぐなどの海の幸の詰め合わせで、5セット(大きな発泡スチロールでかなり豪華目)が用意されていました。

 

 

とはいえ、こういうビンゴとかには良い思い出が何もなく、、、まったく期待してなかったのですが

 

 

見事に予想通り!!!一人目のビンゴが出たときにまだこの状況。その後、50人当たるくらいまで抽選は続き、その時点でもわずかにリーチ一個だけでした笑。

 

でも全員に参加賞があるということで、うまい棒を一本いただきます。

 

 

ちなみにここでは、リーチを「エビーチ」、ビンゴを「エビンゴ」と呼称します。200人くらい集まってたかなあ?かなり盛り上がってました。「ビンゴ大会」は毎月第4日曜日に開催するようです。

 

★「港の朝市」の最新情報はこちらのインスタで随時更新中です。一度行ってみる価値は十分にあるので、ご興味持たれた方は是非!

 

 

最後に・・・大原駅に戻ると、いすみ鉄道のホームにびっくりするほどの行列ができてました!沿線の菜の花は有名だけど、ここまで人が集まるとは。写真の時間が発車の40分前。

 

売店の人が話されているのを聞くと、社内はぎゅうぎゅう詰めでお弁当などを食べるのは無理と。「昨日は混みすぎて列車に乗れなかった人もいた」とのことでした。。。