プレシーズンの大学ラクロス/これまでに行われた試合等で今をまとめてみた#関東編 | 鼓舞 平(こぶ平)のラクロス応援チャンネル

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プレシーズンというのは、最も早いものでは、東日本クラブチャンピオンリーグ男子の5月末開催から始まる、Aチームリーグ戦に繋がる、試合のことを対象にしている。

たおえば、関東女子の準リーグ戦やVリーグ戦、男子のBリーグ戦もAチームへの戦力供給に繋がる意味でプレシーズンマッチに含まれるのだが、ここでは、練習試合ではなく、公式定期戦、交流戦を対象にして、情報を集めてみた。

なお、関東、関西地区以外の情報の発進が少なく、クラブチームのプレシーズンマッチ情報もキャッチできていないので、関東、関西の学生リーグの主な交流戦のみの情報になる。

<概要>

2月から新チームが始動した大学が多く、本格的なプレシーズンマッチは3月2日に始まった、東京六大学リーグ戦女子が最も早い公式戦となった。間に第2回全日本大学新人選手権大会を挟み関東六大学リーグ戦男子も始まる形となった。

そして、関東女子は学習院大学が主宰する女子の関東5大学対抗戦も実施されてきた。今年の最大の変化は、東京六大学戦に含まれない男子1部リーグが関東大学対抗戦を開催した事だろう。

関西はプレシーズンマッチの他各校の遠征等で、公式のプレシーズンマッチは、4月からの関関同立戦男子、春の関西1部校同士のトップリーグの開催が軸となっている。

<関東>

☆東京六大学リーグ戦

今年は、男女とも15分4Q制、観客ありのオープンマッチとなった。結果は、、

●男子

3年ほど前まで、早稲田、慶應義塾、東京がリードし、しかもまだ戦術面、戦力の確認色が強かった東京六大学戦だが、立教大学の優勝リーグ戦で躍進、そして昨年は法政大学が優勝し、その勢いのまま東京、早稲田を抑えてブロック優勝から全日本大学選手権2位となるなど、春のこのリーグ戦が持つ意味が変わって来た。そして今年、昨年久々にファイナル4進出すら果たせなかった早稲田大学が優勝した事には、又大きな意味があると考えている。秋が楽しみだ。

一方東京大学が全敗で終える事となり、開始の早まったリーグ戦に向けて課題の克服が急務のようだ。

明治大学は昨年緒の得点力不足を克服できたのかは早計だが、着実にレベルアップしているように見える。

法政大学だが、昨年からの戦力も維持されていると考えられるが、勝負強さの面が発揮できていないように見える。2年連続のファイナル4達成は、中堅校からの脱却に不可欠なのだが、真価を問われる事となる。

2部から再スタートの立教大学は十分に戦える力があると言い切れるまでの仕上がりでもなさそうだ。

〇女子

女子は春の力関係がそのまま持ち越されるケースが多い。しかし、その他にもリーグ戦でライバルとなる軸が表れてきているだけに不透明な部分はあるが、立教大学の優勝は2023年度と違う様相になることを示したと言える。

立教大学注目の水倉選手

さらに慶應義塾大学が立教大学には負けたものの2位を掴んだ事も意義は大きいのかもしれない。さらに明治大学も例年になく早い仕上がりを見せていた事にも注目しておきたい。

一方早稲田大学は、今季昨季以上の成績を確実に勝ち取れるという評価が多かったが、まだ昨年に見せた厚い守備からの攻撃に決定力が備わっていない部分が見て取れた。リーグ戦開幕まであと2か月半の間で、上位に追いつき、追い越すのには上位校並みの練習では追いつかない。独自の練習からどのように早稲田大学の強みを発揮できるようになるのか注目したい。

法政大学は苦しい立ち上がりを見せている。昨年から勝ち切ることの難しさを体感してきたが、それを克服できる守備の強度がまだ見られない。

東京大学は、本気の上位校に手酷く叩かれたようだが、そのラクロスのポテンシャルは高いと思わせる場面も多かった。あれもこれも、1部に追いつき追い越せではなく、先ずは攻撃面で1部を超える物を持ち味にすることも重要かもしれない。

<関東大学対抗戦>

●男子 関東七大学戦。

東京六大学リーグ以外の今年度1部在籍校の対抗戦リーグ。今年は昇格組の明治学院、青山学院大学を含めて7校の総当たりとなった。

安定した強さを見せた一橋大学が優勝したが、

日本体育大学も戦力の充実度が高まり、後半負け知らず、直接対決となった一橋大学戦を持ち前の攻撃力で快勝したのは大きかった。

武蔵大学はメリハリのあるチーム力で戦いぶりを理解した力は安定感を持っているが、昨年から引き続き攻撃面の問題を解決できたとは言えないだろう。

さらに、中央大学、獨協大学は引き続き得点力に課題を残しているようだ。青山学院大学は1部に対応した守備力の獲得が急務で、明治学院大学は再昇格ではあるが、リーグ戦での活躍が期待される試合ブリだった。

 

関東六大学戦の勝者 早稲田大学

vs

関東七大学戦勝者 一橋大学はプレシーズンの王者を決める戦いが残っており、勝ったチームには関西のプレシーズン王者との決戦が待っている。

関東ラクロス春の最強決定戦☘️

🗓️5月25日(土)
🆚早稲田大学
📍ブリオベッカ浦安競技場
🕐時間詳細未定
有観客試合

〇女子

関東対抗戦

今年は東京農業、明治学院大学を除き、東京6大学以外のチームの5大学が総当たりで戦っている。

日本体育大学が未消化だが、昇格組の学習院大学が早い仕上がりから、更なる進歩を目指している。最終戦となる日本体育大学との一戦が、学習院大学進化の真価を問われる。

その他 日本体育大学vs東海大学 のブルーフェスティバルでは男女とも日本体育大学が完勝。女子の日東駒専対抗は2部3チームの対抗戦となり、日本大学が勝利している。

 

これからも 立教大学と中央大学の対抗戦 中立戦 明治学院大学 vs 青山学院大学の学院戦が5月18日、注目の早慶戦が5月19日に実施される予定だ。

この3試合は、7月に始まるリーグ戦に向けての試金石になるだろう。又詳しくお伝えする。

 

以上 関東大学プレシーズン情報でした。

 

やっぱり、ラクロスは面白い。

こぶ平