ラクロス振り返り編2023##全日本学生新人選手権に見る男女差を普遍的に考えて! | 鼓舞 平(こぶ平)のラクロス応援チャンネル

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ラクロスをこよなく愛する‘オヤジ‘がラクロスを紹介し、解説し、観客目線の情報を提供するチャンネル。シニアからキッズまで対象はラクロス全部です。

少々間が空いたが、2023年度のラクロスを振り返るシリーズの全日本学生新人選手権から学生の男女差を考えるという、大げさなシリーズ。

かなり独善的で、もしかしたら、これはどうかなという問題提起になるかもしれませんが、是非ご意見を下さい。

あらかじめ申し上げますが、これは男女差、地域差をディするものでも、非難するものでもない。この現実から各チーム?地域でどういう風にラクロスを強化していくのかのヒントにでもなればというものだと見ていただければ幸いだ。

先ず大学生ラクロスの現状について大まかに述べておく。これを理解していただくと、今回の新人選手権の振り返りで述べさせていただきたい事の意味をご理解いただきやすいかもしれない。

大学のラクロス実施校数(2023年11月時点)

男子  

九州   7校

中四国  9校(鳥取、高知なし)

関西  23校(単独18校 新規1校;京都橘大)

東海  10校(日本福祉大休止)

関東  40校(単独39校 新規1校:群馬大、慶應義塾高含む)

東北   5校(日大工学部、東北福祉大休止)

北海道  5校(北海道科学大、札幌学院大休止)

合計  99校

女子

九州    9校

中四国  11校(鳥取なし、川崎医療福祉大学休止)

関西   33校(単独18校)

東海   17校(単独12校)

関東   59校(単独48校、東洋英和女学院大、駒沢女子大学

        休止)

東北    7校(単独4校、新潟県立大学休止)

北海道   6校(藤女子大 単独復活、北海道教育大休止)

合計  142校

女子の実施校は多いが、単独チームの維持が困難になって数年が経過し、各地で活動休止校が出ている。

この点については別途詳しく述べたい。

2009年から始まった新制全日本大学選手権について

男子  優勝は全て関東地区。

14回中 慶應義塾大学 6回 

    早稲田大学  5回 

    日本体育大学 2回

    一橋大学   1回

女子  慶應義塾大学 4回

    日本体育大学 3回

    関西学院大学 3回

    明治大学   2回

    立教大学   1回

    東海大学   1回

俯瞰すると関西学院大学の女子のみが関東の壁を破っているという事実がある。

詳細では

関東vs関西の決勝戦の構図が崩れた時が男女1回ずつある。

男子 第11回2019年 早稲田大学 vs 東北大学

女子 第4回2012年 慶應義塾大学 vs 金城学院大学

そして第1回第2回の女子九州代表は4地区戦を勝ちあがり、準決勝で関東代表と戦い、1点差の戦い(第2回西南学院大学は優勝した日本体育大学に対して延長Vゴールを決めたところまで追い詰めた。結果はインザクリースで無効となり逆襲に散った)

2010年の西南学院大学女子チーム

しかし、女子は2012年以降全国大会での、関東、関西地区と他の地区との戦いの点差が大きくなる傾向にある。

一方男子は、2019年の東北大学の大学選手権決勝にもある通り近年、地域格差が減少してきている。

この現象を生み出している理由が、全日本学生新人選手権の予選、決勝結果に見えているというのがラクロス応援チャンネル的考察だ。

次回、掘り下げていくが、

第1回、2回の全日本新人選手権大会の結果を下記に改めて掲載する。それを見て、読者の皆さんにも考えていただければ幸いである。次回詳細に語る。

第1回男子 予選結果

第2回男子 予選結果

雪のハンディキャップのある北海道地区代表の結果を除き、各チームの平均得点や結果に注目して欲しい。これは女子でも同じだ。

第1回女子 予選結果

第2回女子 予選結果

女子の関東、関西地区代表の突出ぶりが際立つ。そしてそれが近年の全日本大学選手権の結果でも同様の傾向があるという見方ができる。

何故だろうか?その辺を考察していきたい。次回以降。その中で女子の全日本新人選手権決勝についても考察していく。時間が掛ってすいません。

 

やっぱり、ラクロスは色々面白い。

こぶ平