謹んで新年のご挨拶を申し上げます②#今年のラクロスルールについても考える時? | 鼓舞 平(こぶ平)のラクロス応援チャンネル

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2024年が明けて、早くも3日目。日本は天変地異に脅かされて、今日は無事で過ごせたのかと安堵するという年になるのかもしれません。そんな年にラクロスも大きく変わる年になるのかもしれません。

☆BOX Lacrosse が注目されるのかも

今年2024年にはBOX Lacrosse の世界選手権が

https://worldlacrosse.sport/events/2024-world-lacrosse-box-championships/

アメリカ ニューヨーク The Utica University Nexus Center で開催され、日本男子ナショナルチームが初参加する。

2003年から始まったBOX Lacrosse は今回6度目の大会を迎えるが、カナダがずっと1位を獲得している。前回2019年には世界から20か国が参加し、アジアからは香港が初の参加を果たしたが、日本では普及はしていなかった。今回初の挑戦となる日本。SIXESで3位となった日本として、前回の日本代表にも選ばれたStealersの森松選手は北米のBOX Lacrosse 体験者だ。他にも単身北米のBOX Lacrosse プロリーグに挑戦している中村選手などもいて、今回の参加が可能となった。

しかし、第1回開催となる女子のBOX Lacrosse は10か国の出場枠に入ることは叶わなかった。今までBOX Lacrosse の実績がなかったからだ。

今回の参加国

男子27か国に増大。香港に加えて、日本、台湾がアジアから参加するがヨーロッパで盛んな事がよくわかる。

女子は初回10か国

次回以降拡大されるのではないだろうか?

ここに日本女子ラクロスの参加があり得るのか?それが、大きく変わるかもしれない日本ラクロス1つ。

☆女子U-20世界選手権への参加

https://worldlacrosse.sport/events/world-championships/2024-world-lacrosse-womens-u20-championship/

 

前回は2019年にU19世界選手権として開催され、日本代表は準々決勝で優勝したアメリカチームに負けただけの第5位となり、U20の世界ランキングでも5位にランクインしている

https://worldlacrosse.sport/the-game/world-rankings/
 

 

今回は女子ラクロス史上初の3位以内を目指した戦いになるはずだ。今後のチーム作りに期待が持たれる。

U20代表のヘッドコーチには宮澤明日香氏に決定している。宮澤さんは昨年も明治大学女子ラクロス部のコーチとしてファイナル4へ導いた一翼を担っており、2022年には日本代表のアシスタントコーチとして活動された実績もあり、その手腕に期待が集まる。しかし、ここでの大きく変わるのは、女子ラクロスの国際ルールの大きな変更。これは長い歴史の中で最も大きな変更の1つと言われている。2019年女子も10人4Q制に変更になった事が一つの大きな変化であったが、今回はゴール前の11mの扇が取り払われ、15mの半円形のサークルになるため、フリースペース トゥ ゴールの侵害や3秒ルールを回避する為の守備が根本的に変わることが予想される。

それに対して日本は、選手を含めたチームがどう変わるのか注目される。そのトライアウトは今月行われる予定だ。

そして女子のルール変更に関して

これが最大の変化になりえるが、日本国内での採用が2024年度からになるのかはまだ未定のようだ。

このように大きな変化が予想される日本のラクロスから目を離さないで欲しい。

そしてルール変更と言えば、昨年は審判とルールについてチームの不理解等からなる漠然とした、でもかなり厄介に見える軋轢が見え隠れしていた事は報じていた。

ここでは。

全日本大学選手権の女子の立教大学vs日本体育大学の3Qであった3秒ルールの適用について、不明点を聞いていたが、色々なご意見をいただいた。結論からすると3秒ルールの適用は適切だったという事なので、私のコラムで書いたことでお騒がせしたことはここで謝罪をしておきたいと思います。

日清食品presentsラクロス第14回全日本大学決勝女子詳報#女子も守備が貢献した! | 鼓舞 平(こぶ平)のラクロス応援チャンネル (ameblo.jp)

https://ameblo.jp/kobhey10/entry-12830428793.html
 

それでも、選手・チームと審判の皆さんの間で笛の受け止め方が大きく異なっていると感じたラクロスののだが、お正月のラグビー全日本大学選手権準決勝の帝京大学vs天理大学戦でかなり物議を起こした笛問題が起こった。しかしそれに対して動揺せず帝京大学は接戦を勝ち切っている。

試合後の記者会見での質疑応答で、帝京大学ラグビー部の主将

江良颯選手の言葉に、ラクロス応援チャンネルとして注目した。

選手権3連覇へ前進する帝京大学は、なぜ「笛」で調子を崩さないのか。【ラグビー旬な一問一答】(向風見也) - エキスパート - Yahoo!ニュース

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/cb7d5361389598fbe5295c630bfd0d25f29d7716
質疑応答は以下

「レフリーさんに何を言っても、レフリーさんが正解なので、そこに対してフラストレーションをためずに自分たちのラグビーをやり続けようと、1年間、話してきた。皆の顔を見ても全然、焦っていないですし、この大会では、決勝以外はTMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル=映像判定)がないのもわかっていた。それを考えながら練習してきたので、僕自身もフラストレーションをためることなくできました。

レフリーさんも、(議論を招く判定を)やろうと思ってやっているわけでは絶対にない。僕たちもそうですが、ミスというのは絶対ある。レフリーさんにリスペクトしながらゲームを運んでいくのが選手としてやるべきことです」

 船頭役の落ち着いた態度について、相馬監督はただただ感心する。

「本当に素晴らしいなぁと思っています。プレーしていて、判定が明らかに間違っているのをオーロラビジョンで見てしまうと、心はざわつくものだと思うのですが、主将をはじめ学生たちがそんなそぶりをひとつも見せずに戦った。その姿には誇らしく思います」

 判定に心を乱さない江良のマインドは、帝京大学の練習設計がもたらしているようだ。本人が会見後、改めて取材に応じた。

「僕たちのチームに学生レフリーがいます。その彼に、日頃から(実戦練習で)相手寄りのレフリングをしてもらって、フラストレーションをためずにおこなえている。それが身になっています。レフリーが、答えです。その答えにアジャストしていくのが僕たちです」

——そのような設計のトレーニングは、入学時からありましたか。

「ありました。キャプテンがレフリーの考えを把握し、(周りに)気づかせ、ファシリテートするようなイメージです」

 

特に注目したのは

「僕たちのチームに学生レフリーがいます。その彼に、日頃から(実戦練習で)相手寄りのレフリングをしてもらって、フラストレーションをためずにおこなえている。それが身になっています。レフリーが、答えです。その答えにアジャストしていくのが僕たちです」

ラクロスでこういう練習が行われているという事は聞かない。聞けていないだけかもしれないが、ラクロスにも学生審判は多くいる。しかしチームで相手有利の笛を吹いて、その試練に耐える練習までしているだろうか?

 

どうだろう、ラクロスでも取り入れてみては。

 

今年のラクロスは何が起こるか分からない。でも期待の方が大きい。そんなラクロスから目を離さない。

こぶ平