自傷、他傷、破壊行為 | 神戸カウンセリング花時計

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催眠療法&心理療法
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1972年、埼玉県に住む妻が里帰りから
帰って目にしたのは、
自殺していた28歳の夫の姿でした。
その夫の手のひらには、「とても寂しかった」と
書いてあったそうです。

2014年、スコットランドのハイランド地方を
走る電車に36歳の男性が飛び込み自殺。
その電車の運転手は、
男性の元恋人の26歳の女性で
自殺の原因は、別れを宣告されたことで
絶望したことによるものらしい。

2015年、香港の高層マンションに住む
21歳の男性が恋人と別れた腹いせに
35階の窓から手当たり次第に家財道具を
次々に投げ捨て逮捕されました。
(逮捕された際、部屋の中は空っぽの状態。)


あまりにも酷く騙されたり、陥れられたり、
裏切られたり等の
事情が無い限り(あったとしても……。)

自分の望み通りに事が運ばないからといって、
自分で自分の身を傷つけたり、
相手を傷つけたり、物品を破壊したり。

そこまで女性を愛せる男性は素晴らしいとか、
そこまで愛された女性は幸せ者だと
考える人もいるのかも知れませんが、
逆に私がこんなことをしてしまったのは
お前の所為だとする
最大級の嫌がらせとも考えることが出来ます。

されたのが男性の方であろうと
女性の方であろうと、これほどまでの衝撃を
簡単に風化させれないので
その後、どんよりとした気分を
長く引きずらされることになります。

自分の存在を相手に忘れられないように
するためかも知れませんが、
あまりにも自分勝手、自分本位の行動であって、
こんなの相手を愛しているのではなくて
自分を愛しているだけだと思うのです。

欲求不充足の耐性が脆弱のあまりに
自分が背負うべき辛さや寂しさを
相手に転嫁しているだけで、

上の様な極端な結末に至らないまでも
何らかの行為を示されることで
優しい人ほど、思いやりのある人ほど
怪物に自分を良いように操られてしまいます。

殴られても罵倒されても奪われても拘束されても
その人に尽くせるのが喜びと
本当に本当に感じられているのなら
他人が二人の在り方にとやかく言えませんが、

怪物は目を付けた相手に気付かれないように
ジワジワと細菌のように見事に入り込み、
その人の感覚や気持ちや考え方までも
麻痺させてしまいます。

その人は、自分の子供ではありませんし、
自分はその人の親でもありません。
絶えることのない愛の持ち主の
神様だって仏様だって
神罰や仏罰を下すのですから、

自分が神様や仏様以上の
存在になる必要などないことを
忘れてはなりません。

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