白杖 | 神戸カウンセリング花時計

神戸カウンセリング花時計

催眠療法&心理療法
悩みの解決やストレス解消、日常の出来事や思いついたことを自由気ままに掲載



ある新聞記者の取材によると今月の3日に、
東京都八王子市の路上で点字ブロックの上を
歩いていた全盲の男性が
通行人とぶつかった際に男の声で
「目が見えないのに一人で歩くな!」と言われ
右足を蹴られたとのこと。

それを見ていた別の通行人から
ぶつかって立ち去った相手は、
20~30代のサラリーマン風の男性だと
教えてもらったとのことですが、
この話は本当なのかと疑ってしまいます。

と言うのも、
先月に私自身が同じ経験をしたんですよね。

いつものスーパーに買い物に出かけ信号待ち、
いつもは道路際で青信号を待つのですが、
その日は、道路際からやや離れた所で
信号待ちをしていたら、

左足をバシッと何かで叩かれた感触がした後、
左側からドンと人がぶつかってきた
追い打ちの衝撃がしたので
「なんだ」と振り向くと、
そこには白杖を持った人が。

私は点字ブロックの上で信号待ちを
していたようで、ぶつかって来た人の白杖に
気が付いた私の口からは、自然と
「ごめんなさい。」の言葉が出ていました。

私は、記事に出ていた男性と比べて
善い人アピールをしたいのではなくて、
そこまで出来た人間ではないですし、
善い人を演じ切りたいとも思っていませんし、
努力してまで善い人になりたいとも
思っていません。

そんな私の相手への反応は、
気配りが欠けて失態を犯した人間の
極々普通の反応でしかないと思いますし、
幸運にも転倒させてケガを負わすことが
無かったので、上記の記事を読むまで
完全に記憶から消えていたほど
私は軽い出来事だと
認識していたことになります。

記事の話が本当だとして、立ち去った人物が
記事のような性根の持ち主だとしたなら、
仕事上でも数多くのトラブルを引き起こす
会社の不適格者のはずで
長く会社勤めが出来るとは思えないので
信じたいんですよね。

この時は、何らかの原因で数十年に一度の
かなり虫の居所が悪い時だったと。
でもなあ。悪態をついただけではなく
右足をも蹴ったんですよね……。

とにかくイライラしたりピンチの時には、
心のゆとりを無くして
普段なら腹が立たないようなことでも
感情的になったりすることもあります。

そして、ダークサイドに引き込む要因を
自分が成長することで乗り越え
克服することも素晴らしいですが、
バッドエンドの映画を見たら気分が沈み、
ハッピーエンドの映画を見たら
気分が晴れやかになるように、

その要因が外部的なものであるなら
必要以上に近づかず、
また近いような離れてみて
自分にとって適正な距離を保つことも
大切ですし、

何でもかんでも勝負事のように
自分の価値観で納得できるまでの
決着を付けようとしすぎないことも
一つの方法かと思うのです。

催眠療法&心理療法 
神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


gooブログ