12月に入って忙しくなるかと思いますが、社員やスタッフの成長はいつのタイミングでもしてほしいと
思っている経営者の方がほとんどだと思います。
そして、そんな時によく使われる言葉に 『育てる』 とか 『育った』などの言い回し。
この言い方を使っている時のあなたのイメージはどうなっているかというと、
【この社員はまだまだ仕事が出来ない】 ・・だから育って欲しい
となっている訳です。
今、さらっと読んだ人はもう一度しっかりと意味を理解しようとしてください。
経営者である、あなたが【こいつはダメだ!】とイメージし続けていることが
普段の態度や会話の中の言葉にも現れると、
相手の社員にも伝わります。
すると、相手の社員の方の受け取り方にもよりますが
A (絶対にいい評価がもらえるように頑張ってやる)
B (自分の何がダメなんだろう・・自信がないなぁ)
C (これでいい評価もらえないなら、こんな会社は自分のいる場所ではない)
書くとキリがありませんが、こんな分かれ方をするとして
経営者の方はAのような社員を求めていると思います。
ここで、質問ですが
この社員は本当に能力がないのでしょうか?
本当に仕事が出来ないのでしょうか?
そもそも、その人の能力(性格や特技、価値観)をきちんと知ろうとしていますか???
まず、❶人には向き不向きがあるので適材適所を考えてあげること
そして、❷そのジャッジはある一人の人間のフィルターを通してされたもので、必ずしも相手の評価を絶対的に決めるものではないこと
こういうことを知っておいてください。
『育てる』 とことを意識するよりも
もし、同じような価値観や考えの社員を入社させたいなら、採用における工夫をもっとしましょう。
そして、社員が【活躍できる】環境にする努力を会社として取り組んだ方が人のモチベーションは上がります。
ついつい、『育てる』という言葉を使いがちで、上下の目線を持ちますが
対人関係を良好にする自分の目線は横です。