今日は、美容鍼施術の最中に外でパラパラ音がしてるから何かと思ったら、みぞれのような雨でした。
気持ちよく晴れて、洗濯物を干してたのに
症状やご希望によって、様々なお灸を使い分けしています。
薬餅灸です
ノドの違和感が楽になりますように
NHKの『歴史探偵』の番組で、
”陰陽師 平安京の闇をはらえ”
を特集していました。
妖怪の話しなど、なかなか面白かったです。
陰陽師が天皇のすぐ近くで国家公務員のような待遇だったこと。
天体観測が重要な仕事であったこと。
陰陽師が作ったカレンダー、
暦注(れきちゅう)。
いわば陰陽師からのアドバイスが書かれたもの
「忌夜行」
夜に出歩いてはいけない日。
「除手足甲」
手足の爪を切る日。
「沐浴」
体を洗う日は月に八日だけ。
病気の人を見てはいけない日であり、お見舞いしてはいけない日とされていました。
「忌遠行」
遠くへゆかずの日。
「血忌日」
血は穢れ(けがれ)なので、鍼やお灸をしてはいけない日としていました。
血忌日のことは、前にもブログでかきましたが、陰陽師が詳しく書いていたんですね。
他にも呪いをかけていた人形などの話しがありましたが、当時悩まされた疫病の話も興味深かったです。
京都の清水寺の三年坂。
ここでつまづいたり転んだりすると、3年以内に死ぬと言われてます。
転んでしまった人は、ひょうたんを買うといいということで、三年坂にはひょうたんのお店がたくさんあります。
なぜ三年坂で転ぶと死んでしまうのか。
それは、ここが死体の捨て場所だったのではないかということです。
このあたりは、鳥辺野(とりべの)といわれる葬送の場所。
平安京のみやこ中から死体が集められていたそうです。
当時、穢れを嫌って使用人が病気になったら道端に捨てられたり、死体が鳥辺野だけでなく、道端や川などに放置されてた時代です。
穢れが家のなかにあることを嫌い、捨てられてました。
死体の捨て場所だったところは、当然、疫病が発生しやすいですよね。
こういう話しを始めるとエンドレスになりそうなので、このへんで
平安時代、既に現在と同じような鍼や灸が行われていたんですと仰ってました。
平安時代から現代に残る節分祭。
現代にはない儀式、
「悪夢祭(あくむさい)」。
これは、「昨日、ちょっと悪い夢を見たので」という理由が正当な理由で仕事を欠勤できたそうです