中学一年生になったばかりの頃、ある1人の理科の先生と出会ったことが、その後の私に大変な影響を及ぼしました。
今思えば、当たり前の話かもしれませんが、新しい学校・新しい環境の中で意欲満々だった私にとっては、いつもより素直にすんなりと受け入れられたのだと思います。
その理科の先生(以後「S先生」と記す)は、一番最初の授業で1時間お話をして下さいました。
「みんな、頭が良くなりたいでしょう! テストで良い点取ってみたいでしょう! 中学の勉強はみんなが思っているほど難しくないから安心して下さいね。」
「私は賢くなるための方法を2つ知っています。では、まず1つ教えてあげましょう。」と・・・。
私は目を真ん丸くして少し前に乗り出して、話に聞き入ったように思います。
黒板に、
(1回目)×××○× (2回目)×××○×
『この人はテストをして、×が4つもついているのに、その後気にしないで放っておいた人です。』
(1回目)×××○× (2回目)○○○○○
『この人はまちがった×の問題をやり直し、○になる勉強をした人です。』
と書かれました。
何の話をしているかわかりましたか?
一度まちがった問題をその時にやり直せば、次は100点満点なのです・・・(後略)。
この当たり前の話に、私はとても納得してさらに意欲が出てきたことはいうまでもありません。
それからの私は必ず、《やり直しをして理解する》ということを徹底しました。
結果、初めての中間テストはほとんどの教科が90点以上という輝かしい成績でした。
これは、私の自慢話をしたいのではなく(実際、小学校の時は普通の成績の子供でしたから)S先生がおっしゃられた『×を○に・・・』の話は本当に成果が出たということが言いたいのです。
当塾でも、漢字テストや英単語テストを毎回行っていますが、まちがった問題をその時に覚えてしまうことが一番の近道だと思います。
受験生の皆さんも、一度解いた問題は必ずその時に○にして、次に進んでいくようにするといいです。
そのために、私たちがいるのですから。
ただ、【赤ペンで正しい答えを書き写す】のと【理解する】のとは違いますから、そこの所は勘違いしないようにして下さい。
簡単なことのようで、子どもたちには身についていないことのように思います。
さあ、学生の皆さん!!
だまされたと思って、今から、今日から『×を○に・・・』を心がけて下さい。必ず力がつくことは私が保証します。小さいことからコツコツと・・・(どこかで聞いたことがある言葉ですね(笑))の精神で頑張ってみて下さい。
次回はS先生の2つ目の方法の話をすることにします。
(KT)