中1の国語の教科書の古典は『竹取物語』。ど定番である。
ストーリーそのものは、「かぐや姫」の絵本として知っているから、中学古典の導入教材として扱いやすいかな?
とりあえず、『竹取物語』と「かぐや姫」の違いから考えさせる。前者は、「竹取の翁」が主人公、後者は「かぐや姫」が主人公、という見方ができるだろうか。
平安時代には、せっかくかわいがって育てた子どもを手放すことになった翁の悲しみのお話。けれど、現代で絵本にするときに、おじいちゃんが主人公よりもお姫様が主人公の方が、イラストとして“ばえる”。
学術的にそれが正しいかどうかはこの際不問だ。いろいろ自由に考えた方が楽しい。そんな姿勢を示しておくのがいい。
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