緊急事態宣言解除から2週間 本当に学校再開は大丈夫なのか | 神戸国語教育研究会カプスのブログ

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京阪神で緊急事態宣言が解除されたのが5月21日(木)。一昨日の6月3日(木)で解除後2週間を迎えた。ここ数日、関西は新たな感染者(と検査を受けて判定された人)が0名で推移していたが、今日、京都と大阪で1名ずつ確認された。

 

全国的に解除されたのが5月25日(月)。東京は3日連続で20人以上の新規感染者が発見されている。

 

いまのところ「2週間」というのがキーワードになっている。緊急事態宣言が解除されて、一気にとは言わないが、少しずつ街中の人出が増え始めた。

 

学校は6月から分散登校が始まっている。そして、6月3週目から通常の時間帯で学校活動再開を掲げているところが大多数だ。

 

本当に大丈夫なのだろうか

 

緊急事態宣言解除後、2週間経った結果の出るのが、次の月曜日。6月2週目である。

 

さらに、全国的な緊急事態宣言が解除されて初の週末だったのが、5月30日(土)・31日(日)。一気に人が増え始めたように思う。そこから2週間後は、6月13日(土)・14日(日)。この明くる日の、15日(月)から、通常どおりの学校再開が、全国的に始まる。

 

つまり、緊急事態宣言の解除後2週間と、通常の学校活動再開とが重なるのである。

 

もちろん、各学校で対策は取られている。だが、どんなに対策しても限界がある

 

緊急事態宣言中にパチンコ屋がやり玉に挙がっていたが、学校ほど「密」な場はないと思う。朝から、約7時間にわたり、ほとんど教室にいる。それまでの分散登校時のように、1教室の人数は減らせない。ある程度の換気はできても、密集は不可避だ。

 

また、いくら机の配置を配慮したところで、休み時間のトイレや移動教室の廊下・階段などは、密集・密接になろう。階段だと換気も怪しい。授業終了後、個人のロッカーなどに荷物を取りにいくと、それが密集・密接状態だ。

 

まして、クラブ活動が再開されると、さらに蜜の場が増える。そもそも、密集しない部活動など、困難を極める。使う道具の共有も起こる。

 

先例として、ずっと0で推移していた北九州市で感染者が急増し、学校でクラスターが発生している。北九州市の学校が、感染防止策を怠っていたわけではなかろう。ただ、策を講じても、学校に生徒が集まる以上、避けられない「蜜」は出てくる。

 

6月3週目から通常の学校活動再開。本当にそんな青写真どおり進めていいのだろうか。

 

くり返すが、緊急事態宣言解除後2週間と、学校の通常再開の時期が重なるのだ。

 

 

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