学校再開後のホームルーム 「事項」よりも「思い」を伝える | 神戸国語教育研究会カプスのブログ

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学校再開。とにかく決め事が多いと思う。

 

「新しい生活様式」は学校にもあてはまる。各校でいろんな対応が決まっているだろう。

 

たとえば、ものは共用しない。

 

筆記用具を忘れたら誰かから借りる。

学級文庫の本を朝読で読む。

授業後に黒板消しを使う。

窓やカーテンの開け閉めを生徒がする。

 

こういったこれまでの学校で何の違和感もなくやってきたことがNGになる。プリントの配布ですら、前の人から順番に後ろに回すのはNGで、教員が1枚1枚渡していく。

 

そんな決め事を伝えなくてはいけない。守らせないといけない。それは、自分たちの健康を守るために大事だ。

 

そういう「事項」を伝えることで手一杯。

 

しかし、久々に登校してきた生徒にたくさんの「事項」を教え込んで、何か頭に残るだろうか。

 

一番大事なのは、「不安はたくさんあるだろうけれど、学校で一緒にがんばっていこう」という「思い」ではないか。

 

事項の伝達は、どうしても台本を読んでしまう。だから、演技。言葉に感情が入りづらい。

 

それよりも、教員の名前の声を、身振り手振り、そして表情で伝えること。これのほうが、生徒の不安と緊張を解きやすくする。

 

3日間、分散登校をやってみての実感だ。

 

どうしても教員も緊張している。だからこそ、「人間らしさ」を前面に出した方がいい。

 

ロボットではなく、「人間」として。

 

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